【花王】CDP「サプライヤーエンゲージメント評価」7年連続最高評価を獲得 

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花王株式会社(以下、花王)は、CDPが実施する『サプライヤーエンゲージメント評価』で、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に7年連続で選定されました。

サプライチェーンを含む製品全体を通じて気候変動対策を考え、温室効果ガス排出量の削減活動を行っていることが高く評価された結果だといえます。

目次

CDPについて

企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを有する国際的な非営利団体

花王 CDP

CDP(Carbon Disclosure Project)は、2000年に設立され、温室効果ガスの削減、水資源や森林の保護を促進する取り組みを先導するなど、グローバルな環境問題に関するエンゲージメントの改善に努めている団体です。

日本では2005年より活動を開始しており、現在では全世界で 136 兆米ドル以上の資産を保有する 740 を超える署名金融機関と協働しています。

2023 年には、世界の時価総額の 3 分の 2 に相当する 23,000 社以上、そして 1,100 以上の自治体を含む、世界中の 24,000 を超える組織が CDP の質問書を通じて環境情報を開示しました。

CDPの質問書【3種類】

CDPの質問書は3種類あり、企業の回答を基にスコアをつけていきます。

質問書3種類は?

  • 気候変動
  • 水セキュリティ
  • フォレスト

CDPがつけるスコアはA~Dに分かれています(Aが最高評価)。

花王はサプライヤーに対する働きかけについて高い評価を得た企業として最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」として選定されました。

サプライヤーエンゲージメント評価

企業が気候変動課題に対してどのように効果的にサプライヤーと協働しているかを評価するもの

具体的にはどういったカテゴリーがあるの?

  • ガバナンス
  • 目標
  • スコープ3排出量※1
  • バリューチェーンエンゲージメント※2

※1 Scopeとは製品の原材料調達から製造・販売・消費・廃棄に至るまでの過程において排出される温室効果ガスの量(サプライチェーン排出量)を指し、Scope1(自社での直接排出量)・Scope2(自社での間接排出量)・Scope3は、Scope1とScope2以外の部分「その他の間接排出量(事業者の活動に関連する他社の排出)」を指す。

※2 サプライチェーンはモノを供給する流れを可視化して供給体制の改善を図ることを目的として利用されることが多い一方、バリューチェーンは製品の製造や流通、販売といった各プロセスにおいてどのような価値が付与されているのかを可視化して、生み出す価値の最大化を図るためのもの。

花王 「豊かな共生世界の実現」にむけて

花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定しています。

ESG戦略とは?

ESGとは、Environment(環境)・Social(社会)・Governance(ガバナンス)の頭文字を取ってつくられた言葉。

目先の利益や評価だけではなく、環境や社会への配慮、健全な管理体制の構築などによって持続可能な発展を目指しています。

花王 ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)
生活者を主役にしたESGの具体的な活動の方向性と将来への意欲的な意気込みを表したもの。

「花王のESG ビジョン」と、それを実現するための戦略「花王のESG コミットメントとアクション」で構成されています。

2021年からは、「未来のいのちを守る~Sustainability as the only path」をビジョンに掲げた中期経営計画を推進しています。

花王は今後も、ビジネスパートナーであるサプライヤーと、気候変動、森林、水に関するリスクと機会について理解を深め、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を削減するなど、経営にESGの視点を導入し、パーパスである「豊かな共生世界の実現」に向けて取り組んでいくとしています。

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