
2025年4月19日(土)、花王が展開する化粧品ブランド「KATE(ケイト)」と、株式会社タカラトミーが展開する着せ替え人形「リカちゃん」による本格コラボレーション「KATE LICCA -Make My Color-」が発売されます。発売に先駆けて、4月18日(金)には東京・渋谷の「Shibuya Sakura Stage」にて、親子向けの先行体験イベントが開催されました。
リカちゃんとKATE、異色のコラボが実現した背景

1967年の誕生以来、「リカちゃん」は長年にわたり、子どもたちの“はじめての自己表現”に寄り添ってきた存在です。一方、「KATE」は、“NO MORE RULES.”というブランドメッセージのもと、自由で枠にとらわれない美のスタイルを提案してきた、花王が展開する化粧品ブランド。
そんな両者のコラボレーションは、“自己表現”という共通のテーマから生まれました。リカちゃんは個性と憧れの象徴として、KATEは自分らしさを肯定する美のプラットフォームとして、それぞれが発信してきた価値観が重なり合うことで、「幼い頃から“自分の色”で生きる」ことの大切さを伝える新たな企画が実現しました。
KATEの人気カラーをモチーフにしたリップやアイシャドウのパレットと、異なるメイクルックをまとったリカちゃんをセットにした本コレクションは、親子で楽しめる“メイクの入り口”として、自己表現を育むひとつのきっかけを提案しています。
渋谷で開催された先行体験イベント
発売前日の4月18日(金)には、渋谷の商業施設「Shibuya Sakura Stage」で先行体験イベントが開催され、10組の親子が参加しました。


KATEの世界観を体現したブースでは、実際にパレットを使ってメイクを体験。パレットを囲みながら「この色かわいい」「どうやって塗るの?」と親子で対話が弾み、母親が“先輩”としてアドバイスし、子どもが真剣な眼差しでメイクに向き合う姿も見られました。
KATEの人気カラーをモチーフにしたアイシャドウやリップ、ブラシが含まれており、まるで本物のようなリアルさが魅力。実際の肌には使用できませんが、手に取って楽しめる精巧なつくりで、子どもたちがメイクに親しむ第一歩としてふさわしいアイテムです。
メイクが「ただの遊び」ではなく、親子で共に向き合えるコミュニケーションの時間であることを再認識させられる、温かい空間が広がりました。

また当日は、メイクアップアーティストとして活躍するイガリシノブさんによるセミナーも行われ、KATEの新製品を使用しながら、トレンドメイクを提案。実践的でわかりやすいテクニックが紹介され、幅広い世代に向けたリアルな“使える美容”が届けられました。
編集部の注目ポイント「変化する“メイクのスタート地点”」

ここ数年、メイクを始める年齢は以前よりも若年化しています。SNSや動画メディアの影響もあり、子どもたちは多様な美のスタイルに日常的に触れるようになりました。小学生向け雑誌にもメイク特集が組まれ、“自分の色”を探し始める子どもが増えています。
筆者も高校進学時に初めてフルメイクに挑戦した経験があります。慣れない手つきながらも、自分の顔と向き合い、少しずつ変化していくプロセスに楽しさと緊張を覚えたのを、今もよく覚えています。「KATE LICCA」は、そんな初めてのメイク体験を、親子で安心して共有できる貴重な機会を与えてくれる存在だと感じます。
化粧品は、外見を整えるだけでなく、心を育て、自分を理解するためのツールだと感じています。本プロジェクトのように、メイクを通じて親子が向き合い、対話が生まれることで、美容の価値はもっと広く、深く、社会のなかで根付いていくのではないでしょうか。
今後、花王がこうした取り組みを通じて、年齢やジェンダーを超えた“メイクの体験価値”をどう広げていくか、引き続き注目していきたいと思います。
KATE LICCA -Make My Color- 発売情報
- 商品名:KATE LICCA -Make My Color-
- 発売日:2025年4月19日(土)
- 発売元:株式会社タカラトミー
- 特設サイト:https://licca.takaratomy.co.jp/products/doll/kate_licca/
「NO MORE RULES.」のメッセージを、リカちゃんとともに体感する新しいメイクアップ体験。“自分らしい色を選び、自分らしさを楽しむ”その第一歩を、親子で踏み出してみてはいかがでしょうか。