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【Amazon】アマゾンがヘアサロン・ビジネスに進出



【Amazon】アマゾンがヘアサロン・ビジネスに進出(CATs:5月1日号)


凄いニュースが入ってきた。

4 月 20 日火曜日、世界最大手のECサイトであるアマゾン(Amazon)の英国法人が、ロンドンに AR(拡張現実)など IT 技術を駆使したヘアサロン「Amazon Salon」をオープンしたというのだ。今のところ、アマゾンの従業員を対象としているが、そのうち一般にも使用公開される予定だという。

サロンは 2 階建てで 1500 スクエアフィート(約 140 平方メートル)の広さ。顧客が陳列されている商品を示すと、その情報がタブレットに表示されるという、ポイント・アンド・ラーンという新技術を試す場としても使われるらしい。顧客がヘアケア製品の QR コードをスキャンするだけで英アマゾンのサイトへ情報が届き、自宅に製品が届く仕組みだ。

既存のサービスのプロ向けの理美容製品を販売する「Amazon Professional Beauty Store」に次ぐ、理美容業界へのアプローチだ。ヘアケア&スタイリングは、パリファッションウィーク(通称:パリコレ)やカンヌ国際映画祭といった舞台でヘアメイクの実績を持つロンドンのヘアメイクアーティスト、Elena Lavagniおよび彼女のチームが担当することになる。

【Amazon Salon】「アマゾンサロン」は私たちも体感できるようになる??

アマゾンは「アパレル」での成功を美容でも実現できるか??


世界最大手のECショッピングサイトであるアマゾンは 1994年起業、当初はオンライン販売の書店としてスタートした。ロングテールを巧みに使ったビジネスモデルで、結果バーンズ・アンド・ノーブルズなどの既存の大型書店が次々と倒産。「日販 出版流通学院」の統計でも、日本国内の書店数は2016年から2020年にかけて約15%減少した。

そんなアマゾンが、2017 年ブルックリンのウィリアムスバーグに、4 万スクェアフィート(3,716 平方メートル)もの広さのスタジオを建設し、サイト販売用のアパレル製品の撮影に着手した。今ではECで販売される製品の 3分の1以上がアパレル製品というのだから、アパレルへのかじ取りは大正解だったと言えるだろう。米カルバンクライン(CALVIN KLEIN)やナイキ(NIKE)といったブランドとも提携し、積極的に販売している。

また、アマゾンはオリジナルのアパレルブランドの開発にも注力している。一見、日本ではそこまで普及していないアマゾンのアパレルブランドだが、実際には米国を中心に数十種類におよび展開されている。一見、アマゾンのブランドと気付かないようなブランド名で展開されているものも多く、我々の体感以上の規模であることは間違いない。


アマゾンは、今度は実店舗での小売りビジネスを試すために、2015 年には本拠地シアトルに書店をオープンしている。その後サイトで人気の製品を紹介、販売する店舗として、「アマゾン4スター(Amazon 4-star)」も全米にて数店舗展開した。これも、小売りビジネスの実験だったのだろう。

また、2017 年、アマゾンは有機栽培製品を扱う高級食料品店「ホールフーズ」460店舗を 13.7ビリオンダラー(1兆4796億円、1ドル108 円換算)で買収した。アマゾン創業者ジェフ・べソスによると、「食料品ビジネスを知りたかった」からだそうで、アマゾンが運営するホールフーズは、昔のように店舗内に試食が溢れている豊かさはなく、普通の食料品店よりはほんの少し高級だけれど、無駄が全く感じられない店といった趣に落ち着いている。

今回の美容サロンと同様、従業員向けのサービスとしては医療分野で試行済みだ。アメリカの医療は高額で、日本のような国民健康保険に比べると患者の負担が大きいが、アマゾンは著名な投資家ウォーレン・バフェットやチェース銀行と合同で、「ヘイブン」というヘルスケア事業を立ち上げている(ただ、アメリカのヘルスケア事業は殊の外複雑だったらしく、この合同事業会社は残念ながら今年 2 月解消してしまった)。

しかし、アマゾンは、自身の従業員対象に行っている「アマゾン・ケア」は続けると発表しているし、将来的には従業員だけでなく一般にもサービスを普及させるつもりだという。まさに、今回の美容サロン事業と同様のアプローチを狙っていくのだろうか。

「業界でも最高クラスのサービスを体験してもらう場所として企画した」

英アマゾンの責任者ジョン・バンフリーは、「私たちはお客様にサロンへ来ていただき、業界最高クラスのテクノロジーやヘアケア製品、スタイリストのサービスを体験してもらう場所として企画した」と語った。

上述の通り、さまざまな分野において試行錯誤しているアマゾンだが、アパレルに続いて 2 匹目のドジョウを狙っているのが美容らしい。2017 年に美容デイーラーのサリー・ビューティとテキサス北部の地域限定でコラボした後、美容製品の利益率の高さに魅力を感じたアマゾンはオンラインでの美容ディーラー業である「Amazon Professional Beauty Store」へ着手した。

今度はプロ用製品だけでなく、一般対象市場でも、マス製品はもとより高級価格製品販売も始めている。今一番力を入れている分野だと言っても過言ではないだろう。果たして、どのようにこの分野で発展を目指すのだろうか。価格帯は、サービス内容は、店販製品は、日本での店舗展開は。美容業界にとっても注視されるニュースであることは間違いない。



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