日本をはじめ、韓国、台湾、シンガポール、中国、香港&マカオ、タイより集った各国の美容師たちによるヘアショー「INTERCOIFFURE ASIA CONGRESS 2024 TOKYO」。
4月23日(火)、渋谷ヒカリエにヘアスタイリストやモデル、各スタッフが一堂に介して開催。
長年に渡り美容業界で活躍するレジェンドらをはじめ、若き精鋭たちの個性がぶつかり合った作品を披露し、会場を魅了しました。
目を見張るほどの完成度の高さや会場内の熱気。今回はそんな暑い1日の潜入レポートをお届けします。
「INTERCOIFFURE ASIA CONGRESS 2024 TOKYO」とは
ICDアジアコングレスとは
本会は美容家の国際機構、「ITERNATIONAL DES COIFFEURS DE DAMES JAPAN(インターコワフュールジャパン)」の名称で1970年11月に設立。「ICDジャパン」の愛称で知られています。
自国のモデルを起用し、スタイリッシュなショースタイルで「今」のヘアデザインを表現。
アジア各国が東京にて一同に介し、いまもっとも注目されているヘアデザインを披露するショーです。
本イベント開催について
本イベントは約1年ぶり、4月23〜24日の2日間に渡り開催。今回ICDアジア本部から各セクションに提案したヘアショーのテーマは、各国で「今流行っているヘアを自国のモデルを使って表現してほしい」とのこと。
23日のヘアショーは渋谷ヒカリエホールAにて日本をはじめ、韓国、台湾、シンガポール、中国、香港&マカオ、タイと各国13分ずつが割り当てられ、時間内にそれぞれ担当のモデルさんを華麗に仕上げていきます。
24日のテクニカルセミナーは、GAMO青山スタジオにて行われました。セミナー講師としてKINOSHITA GAIEN EAST STREET代表の木下裕章氏と、SNIPS代表の由藤秀樹氏が登壇。スペシャルゲストにFrank Brormann氏を迎え、「TOKYO TREND STYLE」をテーマに開催。
イベント内容
参加人数
23日のヘアショーには総勢1000名、バックヤードで準備するヘアスタイリスト、アシスタント、モデルなど200名、24日テクニカルセミナーには75名が参加。
これだけ多くの人が関わったからこそ、あんなにもダイナミック且つ圧巻のステージが繰り広げられたのでしょう。
各国の作品をお披露目
各国、各サロンのスタイリストたちが集い、今回のテーマ「今流行っているヘアを自国のモデルで表現」に沿ったパフォーマンスを演出。
モデルさんが徐々に変わっていく様子がスクリーンに映し出され、会場全体が非日常的なアートな世界観に包まれました。
マサ大竹氏によるパフォーマンス
続いて登場したのは、美容界のレジェントとして特別にステージに立ったマサ大竹氏。
日本を代表するヘア&メイクアップアーティストであり、資生堂美容技術専門学校の校長を務めています。
作り込みすぎない無造作感のあるアップスタイルをはじめ、大人の色香を感じる上品ヘアを披露。
マサ氏の手により作り上げられていく、まるでアート作品のようなスタイルに目を奪われました。
グランドフィナーレ
楽しかったヘアショーもついに終焉を迎え、最後は参加者全員によるグランドフィナーレ。盛大な拍手の中、美容師やモデルが一体となって、キラキラと舞う紙吹雪の中を再登場。
「今年の夏はどんな髪型にしようか」という高なる想いを胸に抱え、渋谷ヒカリエを後にしました。