スキンケアで損をしたくない人必見。
あなたの素敵な肌と生活のために、美容のプロが正しいスキンケアの順番を解説。
皆さま、こんにちは!ファッションエッジ編集部です。
新しいスキンケアにチャレンジする時、「この化粧品、どのタイミングで使えばいいの?」と迷ってしまうことってありますよね。
基本的には【水分が多いもの→油分が多いもの】の順で使えば問題ないのですが、「フェイスパックと美容液」「クリームと美容オイル」などはどっちが先なのか判断が難しい場合もあります。
ということで、今回は、スキンケアの正しい順番について詳しく解説しました!
これを読めば新しいスキンケアを取り入れた際、どのタイミングで使えばいいか自分でで判断できるよう、細かくまとめてみました。
併せて、一緒におすすめのスキンケア化粧心もご紹介しているので、スキンケアの順番に迷っている方、普段のスキンケアをアップデートしたい方は、ぜひ最後までご覧下さい。
【まずは押さえて】基本的なスキンケアの順番
まず、押さえておくべきこととして、スキンケアの基本的な順番。
使う順番を並べるとすると、こちらの通りです。
- クレンジング、洗顔
- 拭き取り化粧水
- ブースター
- 化粧水
- 美容液、パック(マスク)
- 乳液、フェイスクリーム
- 部分用クリーム・ジェル
- スリーピングマスク
ただし、全アイテムを使う必要は全くありません。むしろ全部使ってしまうと、肌への負担も大きくなりますので、クレンジング・洗顔料を除いて3つくらいに収めるのが理想的です。
自分がどんなお肌を目指したいのか、そのために必要なアイテムや成分は何かを考え、自分に合ったスキンケアをカスタムしていきましょう。
それではスキンケアの各手順について、もう少し詳しく解説していきます。
クレンジング・洗顔の役割、使い方、頻度について
クレンジングや洗顔は、自分の肌質やその時の肌状態、季節になどによってやり方を変えるのがベストです。
とにかく洗い過ぎないこと、お肌の潤いを守ることを意識しましょう。
例えば、「朝も洗顔料を使った方が良いの?」という疑問はよく耳にしますよね。起床時に顔のベタつきが気になる場合は、洗顔料を使った方がスキンケアの馴染みやメイクの“ノリ”が良くなります。
逆にカサついている、もしくはテカってもいないようなら、ぬるま湯洗顔だけでOK。日中、肌の乾燥を感じやすい方も朝は洗顔料を使わない方が乾燥を防げます。
おすすめの洗顔料:ETVOS(エトヴォス) モイストアミノフォーム
ETVOS 公式HPより引用
お肌の潤いを守りながら洗える、アミノ酸系洗浄剤で構成された洗顔料。朝の洗顔にも使いやすいマイルドな洗浄力です。セラミドやリピジュアなど、水で洗い流してもお肌に残りやすい保湿成分が配合されているのも魅力。
また、クレンジング後のW洗顔については、基本的に不要と考えてOK。W洗顔をするとお肌の潤いが奪われ過ぎてしまい、乾燥によるニキビや肌荒れ、皮脂過剰や毛穴の目立ち、くすみといった肌トラブルの原因になります。
クレンジング後のW洗顔をした方が良い場合は、
- ニキビ肌で油脂が主成分のクレンジング料を使っている
- クレンジング後のヌメつきがどうしても不快
というケース。
油脂とは植物の実や種から採れたオイルで、コメヌカ油やトウモロコシ胚芽油、オリーブ果実油やアルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)などのことです。
おすすめのクレンジング:shu uemura(シュウウエムラ) アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル
shu uemura 公式HPより引用
油脂を主成分としたオイルクレンジングで、濃いメイクや毛穴汚れもしっかり落としつつ、お肌の潤いをちゃんと守れるクレンジングです。
幅広い肌質の方が使いやすく、使い続けるうちに肌が柔らかくふわっとした感触に。
拭き取り化粧水の役割、使い方、頻度について
拭き取り化粧水には角質ケア成分を配合しているものが多く、お肌の汚れをサッと落としたり、お肌のザラつきやゴワつきをオフする役割があります。
<こんな方にオススメ>
- 洗顔をしてもザラつきやゴワつきが残っている
- 朝、洗顔料を使わずにさっぱりしたい
- お肌は比較的強い方
ただし、角質ケア成分を毎日使い続けると、お肌が敏感な状態になりやすいので、お肌の様子を見ながら使っていくことが大切。普段より乾燥しやすくなったり、ピリつきが気になるようになったらお休みしましょう。
「朝は洗顔料を使いたくないけどさっぱりしたい」という敏感肌さんは、拭き取り化粧水ではなく、普通の保湿化粧水をコットンにとって軽く撫でるだけでもOKです。
おすすめの拭き取り化粧水:ちふれ ふきとり化粧水
ちふれ 公式HPより引用
肌に馴染みやすい保湿成分PCA-Naや、お肌を健やかに保つアラントインを配合している拭き取り化粧水。成分内容もシンプルで比較的マイルドな使い心地です。
ブースターの役割、使い方、頻度について
ブースターとは、「先行美容液」や「導入化粧水」とも呼ばれ、洗顔・クレンジング直後に使うアイテムのことです。
お肌に美容液成分をダイレクトに届けたり、後のスキンケアの浸透(※1)をサポートしてくれます。
<こんな方にオススメ>
- 乾燥やハリ、ツヤなど肌悩みを効果的にケアしたい
- 化粧水や他美容液の馴染みを良くしたい
- 美容液成分をしっかりお肌に届けたい
おすすめのブースター:コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアセラム
リニューアルして保湿感がさらにパワーアップした、大人気の導入美容液。保湿技術に優れたコーセーのトップアイテムとして、リニューアル後、2週間で15万個というセールスを記録した話題の一本。
多数の美肌カプセルが角層深くまで美容液成分を届け、乾燥によるキメの乱れ、くすみ、毛穴の目立ち、肌のゴワつきなどを多角的にケアし、透明感溢れるなめらかなお肌へ整えます。
化粧水の役割、使い方、頻度について
化粧水の役割は、お肌に水分による潤いを与えること。また角層に水分が行き渡ることで角層が柔らかくなるので、化粧水を使うことでも後の美容液やクリームの馴染みも良くなります。
ちなみに大容量のフェイスパック(シートマスク)は基本的に化粧水と同じ成分構成・役割がありますので、化粧水の代わりに大容量タイプのフェイスパック(シートマスク)を使ってもOKです。
おすすめの化粧水はこちら!(別記事へ)
美容液・マスクの役割、使い方、頻度について
美容液は特定の肌悩みをより効果的にケアしたり、+αの美容効果を狙いたい時に使用します。
化粧水や乳液よりも訴求成分が多く配合されていたり、浸透(※1)技術が採用されているものが多いです。
また、1枚入ずつ入っているようなリッチなフェイスパック(シートマスク)も、美容液と同じ役割があります。毎日美容液を使うのは大変という方は、スペシャルケアとしてそういったパックを使用するのもおすすめ。
もちろん美容液とパックの併用してもOKです。
<こんな方におすすめ>
- シワ改善、シミ対策、ハリなど特にケアしたい肌悩みがある
- 化粧水や乳液だけでは物足りない
- 乾燥対策をより強化したい
おすすめの美容液:ETVOS(エトヴォス) 薬用 ホワイトニングクリアセラム
美白有効成分トラネキサム酸と肌荒れ予防の有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合した薬用美容液。また、ヒト型セラミドをはじめ、保湿成分も豊富に配合しています。
乾燥やインナードライ、ニキビ・肌荒れ・美白(※2)・角質ケアなど、1本で多角的なお手入れが可能です。
おすすめフェイスパック:FEMMUE(ファミュ) ドリームグロウマスク RR(透明感・キメ)
FEMMUE 公式HPより引用
100% 天然由来素材の極細繊維「ドライバイオセルロースシート」を使用した付け心地の良いシートマスク。
ナイアシンアミドやアデノシンなどお肌にうれしい美容液成分が豊富で、みずみずしく透明感のある素肌へ整えます。
乳液・フェイスクリームの役割、使い方、頻度について
乳液やフェイスクリームは、お肌に油分をチャージすることが主な目的です。
同時に、化粧水や美容液で与えた潤いを閉じ込める役割も持ちます。基本的に乳液の方がよりみずみずしく、クリームの方がよりオイルリッチな処方になっているので、季節や肌質に分けて使い分けましょう。
薬用の美白(※2)乳液や、訴求成分が豊富なクリーム使用すると、保湿+αの美容効果を狙えるので、美容液を省くことも可能です。
おすすめのクリーム:WHOMEE(フーミー)モイストエイジングケアクリーム
WHOMEE 公式HPより引用
濃厚な使用感のクリーム。美容液成分が数多く配合され、乾燥によるくすみやキメの乱れ、乾燥やハリ、ツヤなど大人の肌悩みにもアプローチできます。リッチな保湿対策とエイジングケア(※3)を両立できるコスパの良いクリームです。
部分用クリーム・ジェルの役割、使い方、頻度について
目元・口元用の部分用クリームは、基本的にスキンケアの最後に使用するものが多いです。しかし、中には化粧水の後(美容液や乳液の前)に使用するジェルタイプもありますので、各アイテムの使用方法をご確認下さい。
<こんな方におすすめ>
- 乾燥が気になる部位があるがクリームを全顔には使いたくない
- シワやシミなど、部分的にケアしたい肌悩みがある
- いつも同じ箇所にニキビができる
シワ改善・美白(※2)におすすめのクリーム:ONE BY KOSE(ワンバイコーセー)ザ・リンクレスS
Maison KOSE 公式HPより引用
有効成分ナイアシンアミドを配合し、シワ改善と美白(※2)効果の両方が認められている薬用クリーム。
アスタキサンチンなどのエイジングケア(※3)成分も豊富で、大人の敏感肌さんも使いやすい処方です。伸びが良く、比較的広範囲にも広げやすいのも魅力。
ニキビケアにおすすめのジェル:FANCL(ファンケル) アクネケア エッセンス
FANCL 公式HPより引用
有効成分ビオサルファー・フリッドとグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、ニキビの原因となる毛穴づまりを防ぐ薬用化粧品。
厚みのあるジェルでニキビが気になる部分に馴染み、つるんとした肌へ整えます。ニキビが悪化する前に使うのがコツ!
↓初回限定キットは公式から!
スリーピングマスクの役割、使い方、頻度について
スリーピングマスクは、就寝前のスキンケアの最後に塗るアイテムです。
就寝中のお肌に訴求成分をより効果的にお肌に届けるようサポートしたり、翌朝のお肌にぷるんっとしたハリ感をもたらす役割があります。週に数回使用するジェルタイプのものが多いです。
<こんな方におすすめ>
- 美容液やクリームの成分をしっかりと活かしたい
- 肌にハリを感じなくなった
- スペシャルケアをしたい
おすすめスリーピングマスク:Kiehl’s(キールズ) ナイト モイスチャー マスク
KIEHL’S 公式HPより引用
“ダブルバリア効果”で、肌を内側から水分で満たし、潤いを閉じ込めます。
翌朝はお肌にハリを感じられ、化粧もちもアップ。リピーターも多い人気のスリーピングマスクです。
その他、時間帯や環境、細かな疑問点にもお答えします!
朝と夜のスキンケアの順番・コツ
「朝と夜は同じスキンケアで大丈夫?」とお持ちの方も多いと思いますが、基本的には同じスキンケアで大丈夫。
ただし、洗顔やクレンジングに関してはその時の肌状態で臨機応変に行いましょう。
また、中には夜だけの使用を推奨している化粧品や、朝(日中)の使用を禁じている化粧品もあります。例えば、時間をかけてお肌に馴染んでいく処方のスリーピングパックや紫外線に弱いレチノールを配合している化粧品など。必ず、各化粧品の使用方法を確認しましょう。
美容液とフェイスパックの順番
美容液とフェイスパック(シートマスク)を併用する場合は、基本的に【美容液→フェイスパック】の順でOKです。この順番なら、パック効果で前に使用した美容液の浸透(※1)もサポートできます。
ただし、
- 大容量タイプのパックは化粧水と同じ位置付けなので美容液が後
- 美容液の方がオイルの配合が多そうなら美容液が後
- 先行美容液はパックや化粧水よりも前に使う
ということはことは覚えておきましょう。
美容オイルはいつ使う?
美容オイルは、そのオイルをどんな目的で使用するのかによって使うタイミングが変わってきます。
- 洗顔時の乾燥対策→洗顔の前や洗顔料に混ぜて使う
- ブースターとして→化粧水の前
- 美容液として→化粧水や他の美容液の後
- 潤いを閉じ込める、乾燥対策の強化→乳液、クリームの後
美容オイルは汎用性が高く、公式サイトやパッケージにも様々な使い方が掲載されているケースがよくあります。実際に使う前に公式の使い方を是非チェックしておきましょう!
オールイワンを他のアイテムと併用する時の順番
1つで化粧水・美容液・クリームなどの役割を担うオールインワンジェルやクリームですが、他のアイテムと併用する場合は、以下の順番で使ってみましょう。
- 化粧水と併用する→化粧水が先
- 美容液と併用する→美容液が先
- フェイスパック(シートマスク)と併用する→さっぱりしている方が先
- 乳液やクリームと併用する→軽いテクスチャーの方が先
ただし、みずみずしいオールインワンジェルと、オイル感のある美容液の場合は、オールイワンジェルを先に使った方が肌に馴染ませやすいです。
脂性肌やインナードライ、ニキビ肌でも乳液を使った方が良い?
脂性肌・ニキビ肌・インナードライにお悩みでベタつきを避けたいという方は、無理して乳液等を使う必要はありません。
オイルフリーやオイルが少ない処方の高保湿アイテムを上手く活用し、乾燥対策を行えば大丈夫です。
ただし、油分はお肌の大切な潤いであり、お肌を保護する役目もあります。乾燥が原因でテカリや肌荒れを起こしている場合は、油分を足すことで効果的に肌トラブルをケアできるので、みずみずしい乳液を使ってみるのもおすすめです。
おすすめの乳液:TOUT VERT(トゥヴェール) ナノエマルジョン
TOUT VERT 公式HPより引用
化粧水のようにサラッとみずみずしい液体でありながら、とても高保湿な乳液。疑似セラミドを10%と高濃度に配合し、お肌を乾燥からしっかりと守り、健やかな状態へと導きます。
化粧水よりも乳液を先に使っても良い?
化粧水と乳液は、化粧水を先に使うことが一般的ですが、中には【乳液→化粧水】の順で使うパターンもありますよね。結論、「先行型乳液」として売られている乳液は化粧水より先に使うメリットがありますが、そうでない場合は基本の使い方通り、【化粧水→乳液】の順で使った方が良いです。
化粧水よりも先に使うことが推奨されている乳液(=先行型乳液)は、ブースターのようにお肌を柔軟にし、後から使う化粧水を肌に馴染ませやすくする目的で作られています。化粧水に入っている訴求成分をより肌に浸透(※1)させたい場合は、先行型乳液を使うのはとても効果的です。
一方、普通の乳液は、保湿成分をお肌に閉じ込める役割を持ちます。特にコクのある固めな乳液は、水分が逃げないようにお肌に蓋をしてくれるので、上から化粧水を付けても浸透(※1)しにくいのです。
ということで、どんな乳液でも化粧水よりも先に付けた方が良いとは限らないので、乳液を先に付けたい場合は、先行型乳液使うことをおすすめします。
最後に:スキンケアの考え方
ここまでスキンケアの正しい順番を解説してきましたが、最後にもう1つだけお伝えたいことがあります。それは「スキンケアの正解は一つではない」ということです。
ここまで解説してきたスキンケアの順番は”一般的に”正解・理想的とされるものですが、あなたにとって必ずしも最適解とは限りません。
お肌の性質は人それぞれで、化粧品にもいくつものアイテム・特徴があるので、「これは大容量なフェイスパックだから美容液より絶対に先!」と一概に決めつけることはできないからです。
今回の解説した順番を参考にしつつ、迷ったときはあなたが「心地よい」「使いやすい」「こっちの方が良いかも」と感じた順番で大丈夫。
何よりもスキンケアを楽しむことを大切にしましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!