しつこい毛穴の黒ずみ、何とかしたいですよね。
美容のプロであるファッションエッジ編集部が、毛穴の黒ずみの原因と対策、おすすめのスキンケアまでご紹介します!
こんにちは!ファッションエッジ編集部です。
みなさん、頑固な毛穴の黒ずみに悩んではいませんか?
メイクをしている時は隠れていても、すっぴんに戻るとポツポツ目立つ毛穴の黒ずみ。
「しっかり洗顔してるのに消えない」
「スペシャルケアをしても、またすぐに黒ずみが現れる」
など、毛穴の黒ずみにうんざりしている方は、実はそもそもの原因と本当に必要な対策に気づけていないのかもしれません。
そこで今回は毛穴の黒ずみの根本的な原因とケア方法を徹底的に解説。
また、編集部おすすめのアイテムも一緒に紹介しているので、参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは早速、見て参りましょう!
毛穴の黒ずみの原因とケア方法
毛穴の黒ずみ「7つの原因」と「7つの対策」
結論から言うと、毛穴の黒ずみの原因はこちらの7つ。
【毛穴の黒ずみの原因】
- 洗い過ぎや紫外線による肌へのダメージ
- 肌のバリア機能の低下
- ターンオーバーの乱れ
- 汚れの詰まり(角栓)
- 毛穴汚れの酸化
- メラニン色素
- 産毛
この原因を踏まえた上で、必要な対策はこちらの7つです。
【毛穴の黒ずみ対策】
- 適度な洗浄力のクレンジング
- 酵素洗顔でスペシャルケア
- ターンオーバーを整える
- 炎症・乾燥を防ぐ保湿
- 酸化を防ぐ美容液
- 紫外線対策
- 脱毛
人によって毛穴の黒ずみの原因は様々ですが、実際には複数の原因が絡み合っている場合が多いです。
そのため、対策も1つだと効果が十分に得られず、複数の対策を一緒に取り入れるのがベスト。ここで、より効果的な毛穴の黒ずみケアを行う為に、もう少し詳しく毛穴の黒ずみの原因を解説していきます。
【もう少し詳しく①】毛穴の黒ずみができるまで
先述の毛穴の黒ずみの原因の1~5までに関しては、実は一連の流れとして繋がっています。
【毛穴の黒ずみができるまで】
洗い過ぎ・紫外線等によって肌がダメージを受ける
↓
バリア機能が低下する
↓
ターンオーバーが乱れる
↓
古い角質が剥がれ落ちない、未熟な肌が生まれる
↓
毛穴汚れ、角栓が詰まる
↓
汚れが酸化する
↓
毛穴の黒ずみになる
といった過程。裏を返せば、洗顔や紫外線対策を見直し、バリア機能低下を防ぐことで、毛穴の黒ずみを消すことができます。
ちなみに「未熟な肌」とは、
- 潤いを十分に保つことができない=バリア機能が不十分
- 自分で剥がれ落ちる機能がない=毛穴に溜まり、角栓となる
といった状態なので、ますます毛穴の黒ずみが目立ちやすい肌になってしまうんです。
【もう少し詳しく②】毛穴の黒ずみの根本的な原因は「バリア機能低下」
が肌のバリア機能低下した肌は、
- 乾燥しやすい
- 刺激を受けやすい
- 炎症を起こしやすい
- 古い角質が溜まやすい
という状態なので、ターンオーバーが正常に行われにくく、毛穴の黒ずみが目立ちやすい傾向に。
そして、ターンオーバーが乱れれば、健康的な肌に生まれ変わることができず、未熟な細胞が肌となり、またバリア機能も低下するという悪循環に陥ります。
【もう少し詳しく③】「バリア機能低下」「ターンオーバーの乱れ」の原因は“洗い過ぎ”
「肌のバリア機能低下」「ターンオーバーの乱れ」の原因は、
- 洗い過ぎ
- 紫外線
- 摩擦
- 加齢
- 生活習慣の乱れ
などが挙げられますが、この中でも一番気を付けたいのが「洗い過ぎ」。
つまり、洗浄力が高いクレンジングや洗顔料の使用です。
つまり、「汚れを落とす」だけでなく、肌に負担をかけにくいクレンジング・洗顔から始めるのが、毛穴の黒ずみケアの第一歩。
ということで、ここからは毛穴の黒ずみケア方法を1つずつ解説していきます。おすすめのアイテムも一緒に紹介しているので、よかったら参考にしてくださいね!
最強の毛穴の黒ずみケア方法①:毎日のクレンジングは適度な洗浄力で!
適度な洗浄力とは、とお肌の潤い(皮脂など)を奪いすぎないということです。
その代表的な洗顔・クレンジングには
- ベビーオイル
- 油脂を主成分にしたオイルクレンジング
- アミノ酸系洗浄成分のみを使用した洗顔料
の3つがあります。
2と3は成分を見抜く力がちょっとだけ必要なので、今回は一番挑戦しやすいベビーオイルを使ったクレンジング方法をご紹介します!
【毛穴の黒ずみケア】おすすめクレンジング「ベビーオイル」
SNSでも話題の「ベビーオイル洗顔」ですが、ベビーオイルを使用したクレンジングはまさに適度な洗浄力で、バリア機能を守れるクレンジング方法。
ベビーオイルは通常のクレンジング料と違って、界面活性剤(水分と油分を混ぜ合わせる洗剤みたいなもの)の配合がありません。
つまり、お肌の潤いが余分に洗って流される心配がなく、肌のバリア機能を守ることができるのです。実際に「毛穴が目立たなくなった!」「肌が綺麗になった!」との口コミも多数見かけます。
下地やファンデーションなどでメイクした日も、日焼け止めだけ塗った日もベビーオイル洗顔でOK。
【乾燥肌の方は】ベビーオイル洗顔は「ホホバオイル」でも代用可!
50ml/890円(税込み)
ベビーオイルの多くが「ミネラルオイル」を主成分としていますが、ミネラルオイルは油の性質が強いので、乾燥肌の人は必要な皮脂まで吸い取られてしまうことも。
なので、乾燥が気になる場合はホホバオイルで代用するのがオススメ。さらに言うと、ライスブランオイルを使うのも人気です。
こちらは皮脂と似た構造を持つ「油脂」が主成分なので、メイクを吸い取った後、肌の上に残ったオイルは肌と馴染みやすく、皮脂の代わりのような役目で保湿してくれます。
油脂はニキビの原因になりやすいので、乾燥もニキビも両方気になる人はホホバオイルが最適です。
ベビーオイル洗顔の方法
ベビーオイル洗顔は、必ず乾いた手で行います。
やり方はたったの2ステップ。
- メイクをしている顔全体ににベビーオイルを塗布
- ティッシュでオイル感が無くなるまで塗布したオイルを吸い取る
オイルを塗布するときは、顔を擦らず、指で優しくスッスッと付けていきましょう。
また、通常のクレンジングのように、クルクルと馴染ませる必要はありません。ティッシュオフのときも擦るのはNG。ティッシュを顔に乗せ、優しくハンドプレスする程度でOKです。
ベビーオイル洗顔で汚れが落ちきれるのか不安な時は?
ベビーオイル洗顔は、基本的にW洗顔は不要。
しかし、どうしても汚れ落ちやオイル感が気になる方は、サッとダブル洗顔してもOK。
W洗顔時のポイントは、
- 顔に泡を乗せるのは数秒だけ
- 35℃以下のぬるま湯で洗い流す
- アミノ酸系の洗浄剤のみを使用した、優しい洗顔料が理想
の3つ。とはいえ、あくまで一度の洗顔が基本であることは知っておいてくださいね!
「ティッシュオフだけで、本当にメイク落ちるの?」
と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、「メイク汚れ・余分な皮脂=油汚れ」であり、油は油に溶けるので、メイクや皮脂汚れはベビーオイルとよく馴染み、ティッシュオフするだけでも十分落ちます。
僅かにメイク汚れ残ることもありますが、その後のお風呂でのシャンプーやシャワーの際にさらに落ちるので、気にしすぎる必要はありません。
最強の毛穴の黒ずみケア方法②:酵素洗顔でスペシャルケア!
先ほど紹介したベビーオイル洗顔に加え、スッキリしたいときは酵素洗顔をスペシャルケアに取り入れるのもオススメ。
毎日の使用はバリア機能の低下に繋がりますが、週に2回程度、あるいは角栓が気になる時だけ酵素洗顔を使うと、効率的に角栓や毛穴汚れを除去でき、毛穴の黒ずみ予防になります。
↓毛穴対策の洗顔料については、こちらを要チェック!
毛穴の黒ずみケアおすすめ洗顔「suisai 酵素洗顔パウダー」
0.4g×32個(通常サイズ)/1,980円(税込)
0.4g×15個(トライアル)/990円(税込)
カネボウ suisai ビューティクリア パウダーウォッシュNの酵素洗顔は、皮脂を分解するリパーゼと、タンパク質を分解するプロテアーゼの2種類の酵素を配合しているので、角栓ケアにとても有効です。
酵素以外にも、クレイや炭酸洗顔も毛穴洗浄に人気!
その他、毛穴汚れの洗浄として、
- クレイ
- スクラブ
- 炭酸
などを配合した洗顔料も人気。
最強の毛穴の黒ずみケア方法③:レチノール化粧品でターンオーバーを促す!
レチノールとは??→ターンオーバーを促すビタミンA!
レチノールとはビタミンAのことで、まさしくターンオーバーを促す働きがある成分です。
肌のバリア機能やターンオーバーを整えるためには、
- 洗い過ぎないこと
- 基本の保湿ケア
- 紫外線対策
をまずはしっかりやることですが、それでも効果が出なくて悩んでるという方も多いはず。
そんな時は、日々のスキンケアにレチノール配合化粧品を取り入れ、効率的にターンオーバーを促進してあげましょう!
毛穴の黒ずみケアにおすすめの【レチノール化粧品】「シェルシュール モイスチャーマトリックスQ」
30ml/5,390円(税込)
レチノールを安定化させたビタミンA誘導体(リノール酸レチノール)を配合し、高保湿ケアが狙えるヒト型セラミドも高濃度(0.4%)配合した美容液。油分は少なめな設計なので、Tゾーンにも使いやすいです。
ちなみにリノール酸レチノールは、レチノールに美白効果を持つリノール酸がくっついている状態。そのため、リノール酸レチノールは美白ケアにも効果的とも考えられています。
最強の毛穴の黒ずみケア方法④:保湿は水分と油分のバランス命!抗炎症成分にも注目
毛穴の黒ずみが気にならないお肌を目指すには、
- 水分と油分のバランスが取れる保湿アイテム
- 炎症を抑える有効成分配合のアイテム
をスキンケアに取り入れて行きましょう。そうすることで、乾燥や過度な皮脂分泌、炎症を防ぐことができ、バリア機能もサポートできます。
例えば、
- ライスパワーNo.11(保湿)
- セラミド(保湿)
- アミノ酸などのNMF系の保湿成分
- グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)
- アラントイン(抗炎症)
を配合しているものがオススメ。また、インナードライ向けに販売されている化粧品も狙い目です。
ということで編集部オススメの保湿アイテムはこちら!
毛穴の黒ずみケアにおすすめ保湿①:「ワンバイコーセー セラムヴェール」
レギュラーサイズ(60ml):5,500円(税込)
肌の水分保持機能を改善する「ライスパワーNo.11」を有効成分に配合した導入美容液。
水分保持機能を改善とはつまり、肌が水分をキープできるようにするということ。しっとり感はあるものの、べたつきの気にならないテクスチャーで、乾燥が気になる部位はもちろん、毛穴の黒ずみが目立つTゾーンにも使いやすいです。
毛穴の黒ずみケアおすすめ保湿②:「エトヴォス 薬用ホワイトニングクリアセラム」
50ml/5,500円(税込)
有効成分に
- グリチルリチン酸ステアリル(抗炎症)
- トラネキサム酸(美白)
を配合した、乳液のようなテクスチャーの美容液。
さらにヒト型セラミドや角質を柔軟にするプルーン酵素分解物なども配合しています。オイル成分もほどよく配合されており、どの肌質の方でも使いやすい。お肌によってはこれ1本でスキンケア完了しても、十分な潤いが期待できます。
最強の毛穴の黒ずみケア方法⑤:酸化を防ぐ美容液を使おう!
毛穴の汚れが酸化したものが黒ずみです。
分泌された皮脂などが酸化されないよう、ビタミンC誘導体などの抗酸化成分が配合された美容液などを保湿アイテムと併用するのも効果的。
毛穴の黒ずみにおすすめ美容液①:「メラノCC 集中対策プレミアム美容液」
ロート製薬公式HPより引用
20ml/1,628円(税込み)
有効成分に
- ビタミンC(美白、抗酸化)
- ビタミンB6(皮脂抑制・ターンオーバーの促進)
- アラントイン(抗炎症)
- イソプロピルメチルフェノール(殺菌)
を配合した美容液。
本来は、美白やニキビ予防目的に開発された美容液ですが、毛穴の黒ずみケアにも使いたい成分内容となっています。
メラノCC 集中対策プレミアム美容液に関しては、こちらの「プチプラ 美白美容液」の記事でも紹介しています。また、スキンケアのアイテム数を増やしたくない方は、同シリーズの化粧水もオススメです。
170ml/990円(税込)
有効成分はビタミンC誘導体とグリチルリチン酸ジカリウム。
美容液よりも有効成分数が少ないものの、一番欲しいビタミンC(誘導体)はちゃんと配合されていますし、抗炎症成分も配合されています。
リーズナブルな価格もありがたいですよね。
毛穴の黒ずみにおすすめ美容液②:「ハーバー 薬用ホワイトレディ」
ハーバー公式HPより引用
30ml/3,960円(税込)
ビタミンC誘導体を高濃度に配合した美容液。高濃度な分、ビタミンCの効果に期待できます。
とってもサラサラのテクスチャーで季節を問わず使いやすいですが、敏感肌の方は乾燥や刺激も出やすいので、まずはミニサイズの10ml(税込1,540円)から挑戦してみて下さいね。
最強の毛穴の黒ずみケア方法⑥:家の中でも曇りの日でも日焼け止めを!
紫外線はバリア機能の低下・ターンオーバーの乱れ・毛穴汚れの酸化の原因。
なので、毛穴の黒ずみケアに紫外線対策は必須なのです。
- 日焼け止めは屋内・屋外、季節や天候も問わず毎日塗る
- 手軽なスプレー、パウダー、スティックで塗り直し
- 高SPF処方の日焼け止めでも塗り直しは必要
- 日差しが強い日は日傘や帽子を併用
- 遮光カーテンの利用
など、できる限りの紫外線防止策を取り入れましょう。
最強の毛穴の黒ずみケア方法⑦:意外と脱毛が効果的!
ここまでスキンケアを中心に毛穴の黒ずみ対策の方法を紹介してきましたが、「頑張ってケアを続けてるけど効果が出ない」という方は、単に産毛が黒ずみに見えているだけかも。
美容の専門家の方や、モデルの方も「毛穴の黒ずみには脱毛」という意見を発信されているのを結構見かけます。心当たりのある方はぜひ、お近くのクリニックやサロンに足を運んでみるのも手ですよ!
まとめ:汚れを落とすだけじゃNG!毛穴の黒ずみケアはバリア機能立て直しから!
いかがでしたか?
「日本人は綺麗好き。だから洗浄力が高い洗顔やクレンジングが人気。」という意見もあるほど、私たちは、自然と「汚れを落とすこと」に重点を置いてしまいがちのようです。
もちろんそれも大切ですが、本来、肌の汚れは垢となって落ちてゆくもの。無理にゴシゴシ擦ったり、洗い過ぎは逆効果になってい増します。ぜひ、これを機に肌のバリア機能を整えるスキンケアを意識してみて下さい。
多少の時間はかかるかもしれませんが、毛穴の黒ずみだけでなく、他の肌悩み解決にも繋がります。あなたの肌と向き合ってみて、最適な方法を取り入れてみて下さい!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!