
センターパートに挑戦したいけれど、どのワックスを選べばいいか分からない、と悩んでいませんか。
ワックス選びを間違えると、髪がベタついたり、時間が経つと前髪が落ちてきたりと、理想のスタイルをキープするのは難しいものです。
この記事では、センターパートに最適なワックスの選び方から、プロが実践する正しいセット方法、そしてよくある失敗の原因までを徹底的に解説します。
あなたにぴったりのワックスを見つけて、一日中崩れない理想のセンターパートを手に入れましょう。
センターパートに最適なワックスの選び方
センターパートを成功させる鍵は、自分に合ったワックスを選ぶことです。
ここでは、ワックス選びで失敗しないための3つの重要なポイントを解説します。
①セット力とツヤ感のバランス
②髪質(軟毛・剛毛・くせ毛)
③仕上がりの質感(ナチュラル・ウェット・マット)
これらの選び方をマスターすれば、もうワックス選びで失敗することはありません。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①. セット力とツヤ感のバランスで選ぶ
結論として、センターパートには適度なセット力と自然なツヤ感を持つワックスが最適です。
具体的には、セット力が5段階評価で3〜4程度の、強すぎず弱すぎないソフトからノーマルタイプの製品を選びましょう。
なぜなら、ハードすぎるワックスは髪を固めすぎてしまい、センターパート特有の自然でサラッとした毛流れを損なう原因になるからです。
逆にセット力が弱すぎると、時間が経つにつれて前髪が落ちてきてしまい、清潔感のない印象を与えかねません。
例えば、朝は完璧にセットできても、午後には前髪がパラパラと落ちてくる経験はありませんか。
それはワックスのセット力が髪質に合っていない証拠です。
ほどよいセット力と自然なツヤを両立したワックスを選ぶことで、軽やかでありながらも崩れない、理想的なセンターパートを一日中キープできます。
②. 髪質別(軟毛・剛毛・くせ毛)で選ぶ
自分の髪質に合ったワックスを選ぶことが、理想のセンターパートへの近道です。
髪質とワックスの相性が悪いと、スタイリングがうまくいかないだけでなく、髪の悩みを悪化させる可能性もあります。
髪質ごとにおすすめのワックスタイプは以下の通りです。
| 髪質 | 特徴 | おすすめのワックスタイプ |
| 軟毛 | 髪が細く柔らかい | セット力が高く軽いマット系・ファイバー系 |
| 剛毛 | 髪が硬くて太い | 適度な油分でまとまりやすいクリーム系 |
| くせ毛 | うねりやハネが気になる | 潤いとツヤを与え、まとまりを良くするグリース系 |
もし軟毛の方がクリームタイプを使うと、油分で髪がベタついて見えたり、剛毛の方がマットタイプを使うと、髪がパサついて見えたりすることがあります。
このように、自分の髪質を理解し、その特性を活かすワックスを選ぶことが、失敗しないスタイリングの基本です。
③. 仕上がりの質感(ナチュラル・ウェット・マット)で選ぶ
センターパートでは、シーンに合わせてワックスの質感を使い分けることが重要です。
主に「ナチュラル」「ウェット」「マット」の3種類の質感があり、それぞれ与える印象が大きく異なります。
それぞれの質感が与える印象とおすすめのシーンはこちらです。
【ナチュラル】
印象: 素髪のような自然な仕上がり。清潔感がある。
おすすめシーン: 日常使い、就職活動
【ウェット】
印象: 濡れたようなツヤ感。色気や大人っぽさを演出。
おすすめシーン: デート、お洒落をしたい場面
【マット】
印象: ツヤを抑えた軽い仕上がり。こなれ感や無造作な雰囲気。
おすすめシーン: 休日、リラックスしたい日
センターパートは、清潔感が非常に重要なヘアスタイルです。
そのため、基本的には過度なツヤ感は避け、ナチュラルからセミウェット程度の質感を基準に選ぶと良いでしょう。
目指す自分のイメージやその日の予定に合わせて、最適な質感のワックスを選ぶことで、あなたの魅力を最大限に引き出すことができます。
センターパートにおすすめのワックス10選
ここからは、センターパートに最適なワックスを10種類、厳選してご紹介します。
数々の製品の中から、特に評価が高く、初心者から中級者まで使いやすいものをピックアップしました。
あなたの髪質や目指すスタイルにぴったりのワックスが必ず見つかるはずです。
ナカノ スタイリング タント クリームワックス 3.5

画像出典:TANTOブランドサイト
「ゆるい毛流れのセンターパート」を誰でも簡単に作れるように設計された、まさにセンターパート特化型のワックスです。
このワックス最大の特徴は、絶妙なセット力と伸びの良さにあります。
クリーム状のテクスチャーが髪にスッとなじみ、ベタつくことなく自然な毛流れと束感を形成します。
固めすぎずにスタイルをキープしてくれるため、時間が経っても手ぐしで簡単に修正できる点も魅力です。
実際に使用してみると、その使いやすさに驚くはずです。
適量を手に取って伸ばし、髪に揉み込むだけで、作り込みすぎていない、今っぽい抜け感のあるセンターパートが完成します。
清潔感のあるシトラスフローラルの香りも、使うたびに気分を上げてくれるでしょう。
センターパート初心者から、よりクオリティを上げたい中級者まで、すべての方におすすめの逸品です。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | ナカノ スタイリング タント クリームワックス 3.5 |
| 価格(参考) | 1,760円(税込) |
| 内容量 | 90g |
| セット力 | ★★★☆☆ |
| ツヤ感 | ★★★☆☆ |
| 香り | シトラスフローラル |
| 質感 | クリーム |
アリミノピース フリーズキープワックス

画像出典:「アリミノ公式HP」
セット力が非常に強く、根元からの立ち上げや立体的な束感をしっかりと作れるクリームタイプのワックスです。
ベタつかずにスタイルを長時間キープできるため、動きのあるヘアスタイルに最適です。
伸びが良く、髪になじませやすい点も評価されています。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | アリミノピース フリーズキープwax <ブラック> |
| 価格(公式) | 80g・2,200円(税込) / 40g・1,650円(税込) |
| 内容量 | 80g / 40g |
| セット力 | ★★★★★ (強力) |
| ツヤ感 | ★★☆☆☆ (立体的な束感を表現) |
| 香り | アクアカシス |
| 質感 | クリーム |
オーシャントリコ ヘアワックス シャインオーバー

画像出典:「オーシャントリコ公式」
グリースのような強いツヤ感と、ワックスの操作性を両立させたスタイリング剤です。
セット力も高く、ウェットで色気のある質感を演出できます。
濡れ髪風のスタイルに仕上げたいけれど、グリースほど重くしたくないという方におすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | オーシャントリコ ヘアワックス シャインオーバー |
| 価格(参考) | 1,650円(税込) |
| 内容量 | 80g |
| セット力 | ★★★★☆ (高い) |
| ツヤ感 | ★★★★★ (非常に高い) |
| 香り | ライジングウェーブ フリー ライトブルー |
| 質感 | ワックス |
ナプラ N.オム シアクリーム

画像出典:「ナプラ N.オム シアクリーム公式HP」
シアバターなど天然由来成分を多く含み、髪に潤いを与えながらスタイリングできるクリームワックスです。
軽やかな質感で、素髪のようなナチュラルなスタイルを作るのに適しています。
作り込みすぎない自然な毛流れを表現でき、ベタつかず洗い流しやすいのも特徴です。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | ナプラ エヌドット N.オム シアクリーム |
| 価格(公式) | 100g・1,980円(税込) / 40g・1,100円(税込) |
| 内容量 | 100g / 40g |
| セット力 | ★★☆☆☆ (程よいセット力) |
| ツヤ感 | ★★★☆☆ (自然なツヤ) |
| 香り | フルーティー・ハーバル |
| 質感 | クリーム |
LIPPS (リップス) グロスムーブ ワックス

画像出典:「LIPPS グロスムーブ ワックス公式ショップ」
人気美容室LIPPSが開発した、グロッシーな濡れツヤ感を表現できるワックスです。
ジェルのようなツヤとワックスの軽やかな動きを両立しており、色気のあるウェットな束感を簡単に作れます。
伸びが良く、髪へのなじみも抜群で、男女ともに好まれる爽やかなアップルグリーンの香りが特徴です。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | リップス グロスムーブ ワックス |
| 価格(参考) | 1,650円(税込) |
| 内容量 | 85g |
| セット力 | ★★★★☆ (ハード) |
| ツヤ感 | ★★★★★☆ (非常に高い) |
| 香り | アップルグリーン |
| 質感 | ワックス |
デューサードライペーストワックス 6

画像出典:「WELLBEING EC オンライン」
強いセット力とドライな質感が特徴のクレイ系ワックスです。
根元からしっかりと髪を立ち上げ、ボリューム感のある無造作なスタイルを一日中キープします。
ツヤを抑えたマットな仕上がりで、こなれ感のあるセンターパートにしたい方におすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | ナンバースリー デューサードライペーストワックス 6 |
| 価格(メーカー希望小売価格) | 1,980円(税込) |
| 内容量 | 80g |
| セット力 | ★★★★★ (非常に強い) |
| ツヤ感 | ★☆☆☆☆ (マット) |
| 香り | フローラルベリー |
| 質感 | クレイ |
ナカノ スタイリング タント ワックス 4

ファイバータイプで伸びが良く、しっかりとしたセット力がありながら、洗い落としが非常に良いとユーザーレビューでも評判です。
少量のワックスで髪全体に均一に塗布できるため、ムラなくスタイリングでき、崩れにくいのが特徴です。また、紫外線やヘアカラーによる髪へのダメージを補修する効果も期待できます。
髪の毛同士の密着度を高める効果があるため、毛束感を作りやすく、センターパートのような毛流れや束感を重視するスタイルを簡単に実現できます。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | ナカノ スタイリング タント ワックス 4 |
| 価格(参考) | 1,430円(税込) |
| 内容量 | 90g |
| セット力 | ★★★★☆ (しっかりとしたホールド力) |
| ツヤ感 | ★★★☆☆ (ナチュラル) |
| 香り | シトラスフローラル |
| 質感 | ファイバー |
アリミノ メン ハードバーム

画像出典:「ARIMINO」
天然由来成分97%で構成され、髪に潤いを与えながらスタイルをキープするバームです。
セット力がありながらも重くならず、自然なツヤ感と動きのあるスタイルを表現できます。
時間が経ってもスタイルが崩れにくく、手ぐしで簡単に修正できる点も評価されています。
爽やかさと大人の落ち着きを感じさせるシトラス・ムスクの香りが、気になるニオイもカバーしてくれます。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | アリミノ メン ハード バーム |
| 価格(公式) | 2,750円(税込) |
| 内容量 | 60g |
| セット力 | ★★★★☆ (ハード) |
| ツヤ感 | ★★★☆☆ (ナチュラルなツヤ) |
| 香り | シトラス・ムスク |
| 質感 | バーム |
阪本高生堂 クールグリース G

画像出典:「阪本高生堂公式HP」
ウェットな質感と強力なセット力で知られる、水溶性のグリースです。
ツヤ感のある仕上がりで、タイトなセンターパートやオールバックなど、クラシカルなスタイルに最適です。
水で簡単に洗い流せる手軽さも人気の理由です。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | 阪本高生堂 クールグリース G |
| 価格(参考) | 1,650円(税込) ※店舗により異なる |
| 内容量 | 210g |
| セット力 | ★★★★☆ (強い) |
| ツヤ感 | ★★★★★ (非常に高い) |
| 香り | ライム |
| 質感 | グリース |
レタッチ ヘアバーム

画像出典:「HAIR BALM / ヘアバーム公式」
美容師が監修した、自然なまとまりとツヤ感を出すことに特化したヘアバームです。
セット力は控えめですが、髪の広がりを抑え、ナチュラルで軽やかな毛流れを作ります。
約80%が美容成分で構成されており、スタイリングと同時にヘアケアもできるのが特徴です。
ハンドクリームやリップクリームとしても使えるマルチバームです。
| 項目 | 詳細 |
| 商品名 | レタッチ ヘアバーム |
| 価格(参考) | 2,530円(税込) |
| 内容量 | 40g |
| セット力 | ★★☆☆☆ (ナチュラル) |
| ツヤ感 | ★★★☆☆ (程よいツヤ) |
| 香り | フレッシュミント |
| 質感 | バーム |
センターパートのワックスの正しい付け方
どんなに良いワックスを選んでも、付け方が間違っていては意味がありません。
ここでは、ワックスの効果を最大限に引き出し、一日中崩れないセンターパートを作るための正しい4ステップを解説します。
①ドライヤーでベース作りをする
②適量を手に取って伸ばす
③根元から毛先へ揉み込む
④前髪の立ち上げと毛流れを作る
この手順を実践すれば、あなたのスタイリング技術は格段に向上するでしょう。
1. ドライヤーでベース作りをする

スタイリングの成否の8割は、ワックスを付ける前のドライヤーでのベース作りで決まります。
この工程を丁寧に行うことで、ワックスの付きが良くなり、スタイルの持ちが格段に向上します。
まず、髪の根元を中心にしっかりと濡らします。
次に、前髪をかき上げながら、根元にドライヤーの温風を当てて、髪を立ち上げるように乾かしていきましょう。
この時、作りたい分け目を意識しながら乾かすのがポイントです。
8割ほど乾いたら、髪を上に引っ張りながら温風を当て、その状態をキープしたまま冷風に切り替えて10秒ほど冷やします。
この「温めて、冷やす」というプロセスが重要です。
髪の毛は、温められると形が変わりやすく、冷えるときにその形が固定される性質があります。
この性質を利用して、ドライヤーだけでセンターパートの土台をしっかりと作り上げることが、崩れないスタイルの秘訣です。
2. 適量を手に取って伸ばす


ワックスの量は、多すぎても少なすぎてもいけません。基本は10円玉大を目安にしましょう。
特に初心者は、足りなければ後から足すという意識で、少量から始めるのが失敗しないコツです。
手に取ったワックスは、すぐに髪につけてはいけません。
まず、両方の手のひらで最低でも30回以上、しっかりと擦り合わせるように伸ばしてください。
指の間や指先まで、ワックスが均一に行き渡るように意識するのがポイントです。
なぜこの工程が重要かというと、ワックスに白い塊が残ったまま髪につけてしまうと、そこだけがベタついたり、白い粉のように見えたりする原因になるからです。
手のひらで擦り合わせることで、ワックスが体温で温められて柔らかくなり、髪へのなじみが良くなります。
ワックスが透明になり、手のひら全体に薄く伸びた状態が、髪につける最適なタイミングの合図です。
3. 根元から毛先へ揉み込む

ワックスを付けるときは、付ける順番となじませ方の2つのポイントを意識することが大切です。
4. 前髪の立ち上げと毛流れを作る
全体のベースができたら、最後にセンターパートの主役である前髪と毛流れを丁寧に作っていきます。
ここでのポイントは、「作り込みすぎない」ことです。
あくまで自然な仕上がりを目指しましょう。
まず、指先に残ったワックスを使い、前髪の根元部分を軽くつまみ上げるようにして、高さを出します

ドライヤーで作った根元の立ち上がりを、ワックスでさらにキープさせるイメージです。
次に、指を櫛のように使って(これを「手ぐし」と呼びます)、髪を左右に優しく流し、自然な毛流れを作っていきます。
この時、分け目から短い毛(浮き毛)が飛び出ている場合は、手のひらでそっと撫でるようにして抑えましょう。

最後に、鏡で全体のバランスを確認し、ボリュームを調整すれば完成です。

手ぐしで整えることで、決めすぎない柔らかな束感が生まれ、こなれ感のある大人のセンターパートに仕上がります。
センターパートが失敗する3つの原因
せっかくセンターパートに挑戦しても、なぜかうまくいかない。
そんな時は、必ずどこかに原因が潜んでいます。
ここでは、多くの人が陥りがちな3つの失敗原因と、その具体的な解決策をセットで解説します。
①ワックスの量が多すぎてベタベタになる
②ドライヤーでのベース作りが不十分
③髪質に合わないワックスを選んでいる
これを読めば、あなたのセンターパートは劇的に改善されるはずです。
①. ワックスの量が多すぎてベタベタになる
最もよくある失敗は、ワックスの付けすぎによるベタつきです。
スタイルをしっかりキープしたいという気持ちが強すぎると、ついワックスを多めに取ってしまいがちです。
ワックスの量が多すぎると、髪全体が油っぽく重たい印象になり、清潔感が失われてしまいます。
また、髪に白い塊が残ってフケのように見えたり、前髪がワックスの重さに耐えきれずに落ちてくる原因にもなります。
この失敗を防ぐ解決策は、「ワックスは10円玉大を基本とし、少量から始めて必要なら足す」というルールを徹底することです。
まず基本の量で全体をセットし、もしセット力が足りないと感じた部分があれば、米粒ほどのワックスを追加でなじませるようにしましょう。
②. ドライヤーでのベース作りが不十分
ワックスさえつければスタイルが完成すると思っているなら、それは大きな間違いです。
ドライヤーでのベース作りを怠ると、どんなに良いワックスを使っても数時間後にはスタイルが崩れてしまいます。
特に、髪を濡らさずに乾いた状態のままワックスをつけたり、ドライヤーを使ってもただ乾かすだけで根元の立ち上げを意識していなかったりすると、髪のクセや生え方の影響を直接受けてしまいます。
その結果、セットした直後は良くても、湿気や時間経過とともに前髪がペタッと落ちてきてしまうのです。
この問題を解決するためには、「スタイリングの8割はドライヤーで決まる」と肝に銘じ、ベース作りを徹底することです。
必ず髪を根元から濡らし、前髪を上に引っ張りながら温風を当てて乾かします。
そして8割乾いたら、冷風を10秒以上当てて形をしっかり固定させる「クールショット」を実践してください。
このひと手間が、一日中崩れないセンターパートを実現するための最も重要な工程です。
③. 髪質に合わないワックスを選んでいる
自分の髪質を無視して、人気だからという理由だけでワックスを選んでしまうのも、よくある失敗パターンです。
髪質とワックスの相性は、スタイリングの仕上がりを大きく左右します。
例えば、髪が細く柔らかい「軟毛」の方が、油分の多いしっとり系のソフトなワックスを使うと、髪がワックスの重さに負けてしまい、ボリュームが出ずに潰れてしまいます。
逆に、硬くて太い「剛毛」の方が、セット力の強いハードタイプのワックスを選ぶと、髪がゴワゴワになり、自然な動きが出せなくなってしまうことがあります。
この失敗を避けるための解決策は、「自分の髪質を正しく理解し、その弱点を補ってくれるワックスを選ぶ」ことです。
- 軟毛の方: セット力が高く軽い仕上がりのハード系やマット系
- 剛毛の方: 髪をまとめやすくするナチュラルなクリーム系
- くせ毛の方: 潤いを与えるツヤ系のワックス
これらを基本に選ぶのがおすすめです。
自分の髪と向き合い、最適なパートナーとなるワックスを見つけ出すことが、成功への鍵となります。
センターパート向けのワックスについてよくある質問
ここでは、センターパートのワックスに関して、特に大学生や若手社会人の方からよく寄せられる質問にお答えします。
就職活動での使い方や、他のスタイリング剤との違いなど、気になる疑問を解消していきましょう。
Q. 就活でセンターパートにワックスを使う際のポイントは?
A. 就職活動でワックスを使う際は、「清潔感」を最優先に考え、控えめな使用を心がけることが最も重要です。
面接官に好印象を与えるためには、爽やかで誠実なイメージが不可欠です。
そのため、ワックスはあくまでスタイルを軽く整える補助として使いましょう。
具体的には、使用量を普段の半分以下の小豆大程度に抑え、ツヤ感が強く出るタイプや香りが強いものは避けるのが賢明です。
無香料でナチュラルな仕上がりのワックスを選び、細かすぎる束感は作らず、自然な毛流れを意識してください。
最も注意すべき点は、前髪が目にかからないこと、そして耳周りがすっきりしていることです。
面接前には必ず手鏡などで、髪にワックスの白い塊が残っていないか、ベタついていないかを最終チェックする習慣をつけましょう。
誠実な人柄が伝わるような、清潔感あふれるヘアスタイルで自信を持って臨んでください。
Q. センターパートのスタイリングには、ワックスとバームどちらを選ぶべきですか?
A. センターパートを理想の雰囲気に仕上げるには、目指すスタイルとご自身の髪質に合わせてワックスとバームを使い分けるのが正解です。それぞれの特徴を理解し、センターパートのスタイリングに活かしましょう。
ワックスは、センターパートの重要なポイントである根元の立ち上げや、しっかりとした毛流れを作りたい方におすすめです。特に髪が細く柔らかい軟毛の方は、ペタッとしやすいトップに高さを出すのに役立ちます。セット力が高いため、作ったスタイルを長時間キープしたい場合にもおすすめです。
一方バームは、自然なツヤとまとまりを与え、こなれ感のあるセンターパートを作りたい場合に最適です。セット力は控えめですが、その分ナチュラルで決めすぎていない印象に仕上がります。オイルが主成分なので、髪のパサつきを抑えながらスタイリングできるのも魅力。特に髪が硬い方やダメージが気になる方、長めのセンターパートスタイルの方におすすめです。
| ワックス | バーム | |
| センターパートでの役割 | 根元の立ち上げ、毛流れのキープ | 自然なツヤとまとまり、ニュアンス作り |
| セット力 | 強い | 弱い |
| 仕上がりの質感 | 製品による(マット〜ウェット) | 自然で上品なツヤ |
| センターパートでのおすすめ髪質 | 軟毛〜普通毛、短めのスタイル | 硬毛、ダメージ毛、長めのスタイル |
| 目指すセンターパートの印象 | シャープで動きのあるスタイル、しっかりキープしたい人 | ナチュラルでこなれ感のあるスタイル、ヘアケアも重視する人 |
どちらか一方だけでなく、両方を組み合わせるのもおすすめです。例えば、センターパートの根元にだけワックスを少量つけてしっかりと立ち上げ、毛先や髪の表面にはバームをなじませてツヤとまとまりを出す、といった使い分けをすることで、両方のメリットを活かした理想のスタイルが作れます。
【まとめ】センターパートにぴったりのワックスを使って就活やデートに臨もう!
この記事では、センターパートに最適なワックスの選び方から、おすすめの商品、正しいセット方法、そして失敗しないための秘訣までを詳しく解説しました。
正しい知識を身につけ、あなたに合ったワックスを選ぶことができれば、誰でも簡単にかっこいいセンターパートを作ることができます。
もうワックス選びで迷ったり、スタイリングに失敗して自信をなくしたりする必要はありません。
今日から実践できるプロのテクニックを駆使して、一日中崩れない理想のセンターパートを手に入れましょう。
清潔感あふれるヘアスタイルは、就職活動や大切なデートなど、あなたの人生の重要な場面で、きっと最高の自信を与えてくれるはずです。


