
渋谷と表参道に店舗を構える「XENA(ジーナ)」は、カラーに特化したプロフェッショナルサロン。 ブリーチやデザインカラーの黎明期から、圧倒的な発色と丁寧なケア提案で多くの支持を集めてきました。
中野製薬の「キャラデコ」や「ティンター」を活用し、ダメージを抑えながら理想の発色を実現。 代表・栗谷弘二郎氏が掲げるのは、“カラーで人生に彩りを”という理念です。 教育・薬剤・デザインすべてに一貫した哲学を持つXENAが描く、カラー特化サロンの新しい未来とは——。
“カラーで人生に彩りを”——XENAが描く3つのスタイル

XENA 代表取締役社長 栗谷 弘二郎
高い発色と繊細なケア提案で注目を集める「XENA(ジーナ)」。 その哲学はサロンワークにとどまらず、スタイリスト一人ひとりのデザインにも息づいています。

艶めくネイビー、透けるようなピンク、そして季節の移ろいを感じるオレンジブラウン——。 素材を傷めず、髪本来の美しさを引き出す“カラーの力”を軸に、3つのスタイルを通してXENAが描く“発色と質感の融合”をご紹介します。
そんなXENAを率いるのは、代表取締役の栗谷 弘二郎氏。 カラー特化サロンとして10年の歩みを重ねてきた同氏に、サロンの成り立ちや教育方針、そして“カラーで人生に彩りを”という理念に込めた想いを伺いました。
「カラーで人生に彩りを」——XENAが描く、カラー特化サロンの新たな未来
🅠『XENA』はどのようなサロンなのかお教えていただけますか?

XENAは「カラー特化サロン」として開業からちょうど10年になり、渋谷と表参道に2店舗を経営しています。出店当時はカラーブーム前で、ブリーチやデザインカラーを強みにしたサロンは少なく差別化が容易でした。
インフルエンサーの来店をきっかけに「XENAといえばこのスタイル」というブランドを築き、美容学生や若い美容師からの支持を獲得しました。採用面でも追い風になり、SNSで募集投稿するだけで倍率が10倍以上の新卒40名ほどの応募きていました。今は多少落ち着いていますが、それでも感度の高い層から支持をいただいています。
さらに中野製薬のヘアカラー剤「キャラデコ」の染料補給ノンアルカリアイテム、ティンターの導入をきっかけに根元はアルカリ・毛先はティンターと使い分けることで、ダメージを最小限に抑えつつ発色を楽しんでいただけます。しかも発色そのものも非常に優れているので、XENAのスタイルとの相性がとても良いです。
サロンとしても「どれだけ強い発色を出せるか」は差別化の要であり、その意味でも時代とマッチしていて非常に助けられています。
🅠 カラー特化サロンとして、スタッフ育成はどのようなカリキュラムを設定していますか?

1年半でデビューできる早期カリキュラムを採用しています。大切にしているのは「無駄をしない」こと。美容業界では、お客様に提供しない技術の練習や、1〜2mmの誤差で合否が決まるテストを繰り返したりと、儀式的な要素が多いと感じていました。そうした時間を省き、実際の経験を積むことに重きを置くようにしています。
入社後3か月でカラーリストになり、そこから1年以上はカラーのお客様を担当。現場で数をこなしながら成長していきます。メニューもカラーに特化しているので、パーマや縮毛矯正、セットなどは基本的に行いません。教育に幅広く入れると全体が薄まってしまうので、カラーに集中して伸ばす方針を取っています。
もちろん、希望者がスタイリスト昇格後に学べる道は用意していますが、基本は徹底的に特化です。
🅠 無駄を省いた教育カリキュラムなのですね。今後は、どのように展望していく予定なのでしょうか。

直営10店舗を政令指定都市に展開することを目標に掲げています。その後はFC展開も視野に入れています。また、店舗経営だけでなく、YouTube事業部、メーカー事業部、コンサル事業部など複数の事業を成長させ、年商10億円規模を目指しています。
XENAでは、創業当初の尖ったスタイルを少し丸めながら、間口を広げていく段階に入っています。ここ数年でブリーチ需要は大きく増え、職業を問わず髪色の自由度が広がってきました。だからこそ、もっと多くの人にカラーを楽しんでもらいたいのです。
僕らのミッションは「カラーで人生に彩りを」。髪色はその人の気持ちを変え、ときには人生さえも変える力を持っています。実際にYouTubeを通じて「人生が変わりました」と言ってくださる方もいて、それぐらいの影響力があると感じています。だからこそ、この可能性をもっと広げていきたいと思っています。
🅠 カラーを軸にしたサロン経営の未来をどのように描いていますか?

業界全体でオーバーストア化が進み、閉店する店舗も増えています。さらにAIの進化によって、定型的なカットや「この色で」という単純なカラーは、将来的に機械が担うようになる可能性もあると思っています。
だからこそ重要になるのは、人と人とのコミュニケーションから生まれる提案やデザインです。お客様一人ひとりに似合うカラーを提案し、会話のなかから新しい表現を引き出すことは、人間にしかできない領域です。
XENAの強みは、圧倒的なカラー経験値と提案の幅にあります。そこに加えて不可欠なのがケアです。いまやケアブリーチは当たり前の時代。「長く色を楽しめるか」「適切なケアを提供できるか」は、カラーサロンにとって避けて通れないテーマです。
中野製薬さんも「カラー需要が高まればケア需要も高まる」と、市場分析をされており、僕らの実感とも一致します。強い発色とダメージコントロールを両立する薬剤、そしてそれを支えるケアの提案。これこそが、カラー特化サロンの未来を切り開く要素だと思います。
カラーを“技術”としてだけでなく、“人の心を動かす表現”として捉えるXENA。 強い発色を生み出す技術の裏側には、髪を守り、育むためのケア理論と、一人ひとりの人生に寄り添う想いがありました。
「カラーで人生に彩りを」——その言葉どおり、XENAはこれからも人と色が共鳴する新しい美容の未来を描き出していでしょう。
カラーで魅せる”3つの表現——XENAが描く、発色と質感のアートワーク
スタイリスト一人ひとりが“カラー”を通じて自分らしい世界を表現する「XENA」。 高発色とケア提案を軸に生み出されるデザインは、色の奥行きと髪の質感が響き合うアートワークそのものです。
ここでは、3名のスタイリストが手がけた最新スタイル「mood street」「Gentle Bloom」「晩秋」をご紹介します。
担当美容師 秋葉 結衣


テーマ/ mood street
艶感のあるネイビーカラーで強めな女性をイメージしました。
【カラーメニュー】
・A/v-5 CLEAR-t 50%
・BLUEm 20%
【使用アイテム】
・グラマラスカールN オイルエッセンス ライト
担当美容師 遠藤 あんり


テーマ/Gentle Bloom
ピンクの甘さと自然な抜け感デザインカラーで個性もプラスしました。
【カラーメニュー】
・ベージュの部分 C beige/c:white/l 1:1
・ピンクの部分 P/v-11:CLEAR-t 2:1
【使用アイテム】
・モデニカ ナチュラル M
・グラマラスカールN オイルエッセンス ライト
・ナカノスタイリングスプレー12ハードキープ
担当美容師 田中 見玖


テーマ / 晩秋
秋から冬にかけての枯葉をイメージしてあえて黄みを残した抜きっぱなしにオレンジとブラウンをランダムに入れて再現しました。
【カラーメニュー】
・NR/m-11 オキシ4.5%
・ O 11m:CLEAR-t 1:1
・ C beige/c:NR/m-9 1:1
【使用アイテム】
・モデニカ ナチュラル J
・ナカノ スタイリング スプレー 12 ハードキープ
※モデルの写真に全て、Photo 小原 聡太
使用した商品
モデニカ ナチュラル M

“ツヤ”と、柔らかい質感をキープした“浮遊感” の両立を一つのスタイリング剤で叶える「モデニカ ナチュラル M」。
ナチュラルスタイルを叶えるバームミルクタイプがキメすぎないスタイルを誰でも簡単に目指せる。
モデニカ ナチュラル J

「誰でも」「簡単に」「柔らかく、自然な」スタイルを創ることのできるアイテム。
まるでゼリー(Jelly)のようなみずみずしいジェルで、うるおいのある質感を表現。ツヤ成分がウェットすぎずナチュラルなツヤをつくる。
ナカノ スタイリング スプレー 12 ハードキープ

ユニセックススタイリングブランドとして幅広いスタイリングの提案を可能にする「ナカノ スタイリング プロフェッショナルモデル」。
髪にうるおいを与えながら、ハードなセット力がヘアスタイルの長時間キープを実現。
グラマラスカールN オイルエッセンス ライト

軟毛や細毛の方や巻き髪のキープに加え、ブロー時にも対応できる幅広い使用シーンで活躍するグラマラスカールシリーズ。
あなただけの魅力を内面からもっと輝かせ思いどおりのヘアスタイルづくりを実現する。

中野製薬株式会社
〒607-8141
京都市山科区東野北井ノ上町6番地20
お客様相談センター : 0120 – 075570
HP : https://www.nakano-seiyaku.co.jp/