髪がさらさらに仕上がるヘアオイルのおすすめ15選!失敗しない選び方と使い方も

ヘアオイルは、髪のダメージケアやスタイリングに活躍するアイテムとして、今や男性にとっても欠かせない存在です。しかし、「種類が多すぎて選べない」「使い方がよくわからない」「ベタつきそう」といった悩みを持つ方も少なくありません。

この記事では、そんな初心者の方でも失敗しないヘアオイルの選び方から、髪をさらさらに仕上げる正しい使い方、さらにはシーン別のスタイリング術まで、徹底的に解説します。あなたにぴったりの一本を見つけて、自信あふれる毎日を手に入れましょう。

目次

さらさら仕上がりになるメンズヘアオイルの選び方

自分に最適なヘアオイルを見つけることは、理想のヘアスタイルへの第一歩です。しかし、数多くの商品の中からどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。重要なのは、自分の髪の状態や目的を正しく理解し、それに合った製品を選ぶことです。

ここでは、「髪質」「成分」「テクスチャー」「香り」という4つの基本的な観点から、さらさらな仕上がりを叶えるメンズヘアオイルの選び方を分かりやすく解説します。

髪質に合わせて選ぶ

自分の髪質を理解し、それに合ったヘアオイルを選ぶことが、さらさらヘアへの最も確実な近道です。

まず、自分の髪が「軟毛」か「硬毛」かを見極めましょう。軟毛の方は髪が細く柔らかいため、重いオイルを使うとボリュームがなくなりペタッとしがちです。そのため、軽い使用感のサラサラタイプのオイルがおすすめです。

一方で、髪が太くハリ・コシのある硬毛の方は、髪が広がりやすい傾向にあるため、油分が多く、髪をしっとりとまとめる重めのテクスチャーのオイルがおすすめです。自分の髪質を知り、その特性に合った製品を選ぶことで、オイルが持つ効果を最大限に引き出すことができます。

成分で選ぶ

ヘアオイルの性能を決定づける「成分」に注目することで、より効果的なヘアケアが可能です。

ヘアオイルの主成分は、大きく分けて「植物性」「動物性」「鉱物性」の3種類に分類されます。さらさらな仕上がりとダメージケアを両立したいなら、栄養豊富で髪内部への浸透力も高い「植物性オイル」が特におすすめです。

それぞれのオイルの特性を理解し、自分の目的に合った成分が配合されているかを確認しましょう。

オイルの種類主な成分例特徴
植物性オイルアルガンオイル、椿油、ホホバオイル栄養が豊富で保湿力が高い。ダメージ補修効果に優れ、髪の内側からケアする。
動物性オイルスクワラン、馬油人間の皮脂に近く肌なじみが良い。植物性以上にしっとりとした潤いを与える効果が高い。
鉱物性オイルミネラルオイル、ワセリン髪をコーティングする能力に優れ、外部の刺激から保護し、ツヤを出す効果が高い。

テクスチャーで選ぶ

ヘアオイルの「テクスチャー(質感)」は、仕上がりの印象と使い心地を大きく左右する要素です。

テクスチャーは、軽い使用感の「サラサラタイプ」と、重めの使用感の「しっとりタイプ」の2種類に分類されます。サラサラタイプはベタつきが少なく、髪のボリューム感を保ちながら自然なツヤを出したい軟毛の方や、ナチュラルな仕上がりを好む方におすすめです。

一方、しっとりタイプは保湿力が高く、髪の広がりを抑えてまとまりを与える効果に優れているため、硬毛の方や髪のパサつきが気になる方に適しています。自分が目指すスタイルや髪の悩みに合わせて、最適なテクスチャーを選びましょう。

香りで選ぶ

毎日使うものだからこそ、「香り」はヘアオイル選びの重要な決め手の一つになります。

香りによって相手に与える印象も変わるため、使用するシーンを想定して選ぶことをおすすめします。例えば、ビジネスシーンや普段使いには、清潔感があり好みが分かれにくい「シトラス系」や、「無香料」タイプがおすすめです。

一方で、プライベートな時間には、リラックス効果のあるフローラル系や、自分の好きな香りを纏うことで、気分転換やモチベーションアップにも繋がります。TPOに合わせて香りを使い分けるのも、ひとつの選び方のポイントです。

ヘアオイルとヘアミルク・ヘアミスト・ワックスは何が違う?

ヘアケアやスタイリング剤には様々な種類があり、それぞれに役割と特徴があります。特に初心者が混同しがちな「ヘアオイル」「ヘアミルク」「ヘアミスト」「ワックス」の違いを理解し、正しく使い分けることが重要です。

それぞれのアイテムが持つ特性を知ることで、あなたの髪の悩みやなりたいスタイルに合わせて、最適なケアやスタイリングが可能になります。ここでは、それぞれの違いを表形式で分かりやすく解説し、効果的な使い分けについても説明します。

種類主な目的特徴おすすめな人
ヘアオイル外部保護、ツヤ出し、保湿髪の表面を油分でコーティングし、熱や乾燥から守る。ウェットな質感や束感を出しやすい。髪のパサつきが気になる人、ツヤやまとまりが欲しい人
ヘアミルク内部補修、水分補給水分と油分をバランス良く含み、髪の内部に浸透してダメージを補修する。オイルより軽い仕上がり。髪が細い・柔らかい人、しっとりさせたいがベタつきたくない人
ヘアミスト水分補給、寝ぐせ直し霧状の水分で髪に潤いを与える。油分が少なく、非常に軽い使用感が特徴。髪の広がりを抑えたい人、スタイリング前のベース作りをしたい人
ワックススタイリング、ホールド髪に動きや束感を作り、スタイルを固定する。セット力や質感によって種類が豊富。髪型を長時間キープしたい人、動きのあるスタイルを作りたい人

メンズ向けヘアオイルでさらさら髪になるおすすめ商品15選

市場には数多くのメンズ向けヘアオイルがあり、どれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。そこで、これまで解説してきた選び方を基に、さらさらな仕上がりを実現できるおすすめのヘアオイルを15種類厳選しました。

それぞれの商品の特徴を一覧表にまとめましたので、ご自身の髪質や目指すスタイルに合った一本を見つけるための参考にしてください。

商品名特に秀でた特徴こんな人におすすめ
ナカノ スタイリング タント オイル 1さらっと軽い質感ベタつかずナチュラルな仕上がりを求める人
アリミノ スパイスプラス ヘア&ボディオイル優れたバランスと仕上がり初心者から上級者まで全ての人
NILE ヘアオイル エアリーライトふんわり軽いエアリー感軟毛・細毛でボリュームを出したい人
ナプラ N. ポリッシュオイル高い保湿力とウェットな束感トレンドの濡れ髪スタイルを作りたい人
KANTAN SERIES さらつやスタイリングのベース作りワックス等の前に使い、セットを楽にしたい人
BOTANIST ボタニカルヘアオイル スムース植物由来成分によるケア髪への優しさと自然なまとまりを両立したい人
MENON ヘアオイルくせ毛や広がりを抑える髪がまとまりにくい剛毛・くせ毛の人
ロレッタ ベースケアオイル羽のように軽いサラサラ感とにかく軽い使用感を求める人、細毛の人
オーシャントリコ アンサーオイル高いダメージ補修効果カラーやパーマで髪が傷んでいる人
エルジューダ MO硬い髪を柔らかくする剛毛で髪がゴワつく人
LUFT ヘアオイル スムースタイプ水のようなテクスチャーオイル特有のベタつきがとにかく苦手な人
リファ ロックオイル ライト熱ダメージからの保護ヘアアイロンを多用する人
NiNE マルチスタイリングオイル リッチ高いセット力とウェット感しっかりとした濡れ感とセット力を求める人
大島椿 ヘアオイル天然椿油100%の高い保湿力深刻な乾燥やダメージに悩む人
ヴェレダ オーガニック ヘアオイルオーガニック成分と頭皮ケア髪と頭皮を同時に優しくケアしたい人
uka hair oil Rainy Walk湿気コントロール雨の日の髪のうねりや広がりが気になる人

ナカノ スタイリング タント オイル 1

ベタつかず、さらっと軽い仕上がりで、手ぐしで簡単に毛流れと自然なツヤを表現したい方に最適です。
少量でもよく伸びるため、オイル特有の重さやベタつきを感じさせません。適度なスタイリング力があり、頑張りすぎていない自然な抜け感のあるスタイルを手軽に作ることができます。
爽やかなシトラスフローラルの香りで、使うたびに心地よい気分に。ヘアオイル初心者の方がまず試してみる一本として、非常におすすめできる製品です。

参考価格:1,980円(税込)※編集部調べ

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アリミノ スパイスプラス ヘア&ボディオイル

仕上がり、成分、使用感の全てにおいて高い評価を得ている、まさに実力派のマルチオイルです。
水のようにサラサラしたオイルが髪にスッとなじみ、ベタつき感なくふんわりしなやかな髪に仕上げます。
保湿効果のある3種のセラミドやUVカット成分も配合されており、ダメージケアと紫外線対策も期待できます。
髪だけでなく肌にも使えるため、一本で全身のケアが可能です。

価格:2,530円(税込)※編集部調べ

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NILE ヘアオイル エアリーライト

猫っ毛や軟毛でボリュームが出にくい方に特におすすめしたい、エアリーな仕上がりが特徴のヘアオイルです。
その名の通り非常に軽いテクスチャーで、髪がペタンとならず、ふんわりとした自然なボリューム感を演出します。
ツバキ種子オイルが髪に美しいツヤを与えながら、サラサラでなめらかな指通りを実現。
アップルフラワーの柔らかく清潔感のある香りで、心地よいヘアケアタイムを過ごせます。

価格:2,280円(税込)

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ナプラ N. ポリッシュオイル

サロンでの採用率も高く、トレンドのウェットな束感スタイルを作るならまず名前が挙がる代表的な製品です。
シアバターなどの天然由来成分のみで作られており、髪だけでなく肌の保湿にも使えるマルチユースな点が魅力。
重めのテクスチャーで、スタイリングの仕上げに使えば、濡れたような質感を長時間キープします。
マンダリンオレンジ&ベルガモットの爽やかな香りで、男女問わず高い人気を誇ります。

NET.150ml:定価3,400円(税別)
NET.30ml:定価1,200円(税別)

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KANTAN SERIES さらつや

ワックスやバームなど、他のスタイリング剤を使う前の「ベース作り」に特化した新感覚のブースターオイルです。
スタイリング前に髪に馴染ませることで、その後のスタイリング剤の伸びが良くなり、セットが格段にしやすくなります。
もちろん、オイル単体でも使用可能で、髪にサラッとした軽いツヤ感を与え、ナチュラルなスタイルを演出します。
まさに名前の通り、簡単におしゃれな「さらつや髪」の土台を作れる便利なアイテムです。

価格:2,420円(税込)

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BOTANIST ボタニカルヘアオイル スムース

植物の恵みを活かしたヘアケアで人気のBOTANISTが送る、髪に優しいノンシリコンタイプのヘアオイルです。
高純度のオリーブスクワランが髪の水分・油分バランスを整え、健やかな状態へと導きます。
8種類のアミノ酸を含む低分子ペプチドが髪の一本一本に浸透し、内側からダメージを補修。
サラサラな仕上がりでベタつかず、自然なまとまりとツヤを与えてくれます。髪への優しさを重視する方におすすめです。

価格:1,870円(税込)

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MENON ヘアオイル

くせ毛や寝ぐせによる髪の広がりやパサつきを抑え、まとまりやすいサラツヤ髪へと導くことに特化したヘアオイルです。
8種類の天然由来エキスが髪に水分と油分を補い、ダメージを受けたキューティクルを補修します。
他の香りを邪魔しない微香性のホワイトフローラルの香りで、強い香りが苦手な方でも使いやすいのが特徴。
朝のスタイリングから夜の洗い流さないトリートメントまで、これ一本で対応できる汎用性の高さも魅力です。

価格:2,200円(税込)※編集部調べ

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ロレッタ ベースケアオイル

「オイルなのに羽のように軽い」と評されるほど、サラサラとした軽いテクスチャーが最大の特徴です。
つけた瞬間、ローズの香りが心地よく広がる洗い流さないトリートメント。オイル特有の重さやベタつきが一切なく、思わず触れたくなるような、なめらかでサラサラの髪に仕上げます。髪が細い方や、ペタッとしやすい軟毛の方でも、ボリュームを損なうことなく軽やかなスタイリングを楽しめます。

価格:3,146円(税込)※編集部調べ
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オーシャントリコ アンサーオイル

人気ヘアサロン「OCEAN TOKYO」がプロデュースする、ダメージ補修とスタイリングを両立した実力派ヘアオイルです。
毛髪補修成分のビタミンC誘導体やアルガンオイルが傷んだ髪を内側からケアし、健やかな状態へと導きます。とろみのあるテクスチャーでありながら、仕上がりは驚くほどサラサラ。ベリーとシトラスをミックスした爽やかな香りで、毎日のヘアセットが楽しくなること間違いなし。

価格:1,650円(税込)
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エルジューダ MO

硬くてゴワつきがちな髪質(剛毛)の方のために開発された、髪を柔らかく扱いやすくするヘアオイルです。
髪に適度な柔らかさを与えるオリーブスクワランを配合し、ごわつく髪をしなやかでまとまりのある状態へと導きます。ドライヤーで乾かす前に使用することで、乾いた後も柔らかさが続き、スタイリングしやすい髪質に整えてくれます。髪の硬さや扱いにくさに悩む方に、ぜひ試してほしい一本です。

価格:3,146円(税込)
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LUFT ヘアオイル スムースタイプ

水のようなウォータリーテクスチャーで、オイルとは思えないほどサラッとしたつけ心地が魅力のヘアオイルです。
「オイルはベタつく」という概念を覆す軽やかさで、髪にスッとなじみ、重さを感じさせません。9種類の植物由来成分が髪をダメージから守り、毛先までまとまりのある扱いやすい髪へと導きます。甘すぎないシトラスマリンフローラルの香りで、男性にも使いやすい製品です。

価格:2,180円(税込)
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リファ ロックオイル ライト

ヘアアイロンやドライヤーの「熱」を味方につけて、作ったスタイルを長時間ロックする、スタイリングに特化したヘアオイルです。
独自の熱伝導処方により、アイロンの熱を素早く伝えて髪の内部を補修しながら、理想の形をしっかりとキープします。オイルなのに水にもなじみやすい特殊な処方で、髪表面を固めることなく、指通りはしなやか。毎朝ヘアアイロンでスタイリングする方にとっては、まさに手放せない一本となるでしょう。

価格:2,640円(税込)
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NiNE マルチスタイリングオイル リッチ

しっかりとしたウェット感と束感を出し、ツヤっぽいラグジュアリーな雰囲気を演出したいときに最適なヘアオイルです。
植物由来成分を98%以上使用しており、肌にも使える優しさが特徴。「リッチ」の名の通り、やや重めのテクスチャーで、髪にしっかりとした潤いとまとまりを与え、濡れたような質感を長時間キープします。スタイリング後はそのままハンドオイルとしても使える、便利な一本です。

価格:3,740円(税込)
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大島椿 ヘアオイル

1927年の発売以来、世代を超えて愛され続ける、天然椿油100%のロングセラー製品です。
独自の精製技術により、椿油特有のにおいやベタつきを抑え、サラッとした使い心地を実現。髪の潤いを守るオレイン酸トリグリセリドを豊富に含み、髪だけでなく頭皮や肌の保湿ケアにも使えます。無香料・無着色で、成分にこだわりたい方や、乾燥に悩む方に特におすすめです。

価格:1,980円(税込)※60ml
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ヴェレダ オーガニック ヘアオイル

オーガニックコスメのパイオニアであるヴェレダが送る、髪と頭皮に優しいオーガニック認証のヘアオイルです。
保湿成分のピーナッツ油などが髪の乾燥やパサつきを抑え、しっとりとまとまりのある髪へ導きます。頭皮マッサージにも使用でき、シャンプー前に使うことで頭皮を健やかに保ちます。爽やかなローズマリーの香りで心もリフレッシュ。自然派志向の方や、頭皮ケアも同時に行いたい方に最適です。

価格:2,970円(税込)
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uka hair oil Rainy Walk

雨や湿気の多い日でも、髪のうねりや広がりを抑えてくれる、心強い味方です。
傷んだ髪をケアしながら、湿気から髪をガード。軽やかな質感で瞬時に髪になじみ、ベタつかずにサラッとした仕上がりを実現します。バニラミントのような香りで、気分までリフレッシュさせてくれます。梅雨の時期や湿気が気になる日に特に活躍する一本です。

価格:3,850円(税込)
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メンズがヘアオイルを使うメリット

これまで女性のアイテムというイメージが強かったヘアオイルですが、実は男性にこそ使ってほしい多くのメリットがあります。「ダメージケア」「スタイリング」「清潔感」という3つの観点に分けて、具体的に解説していきます。これらのメリットを知れば、きっとあなたもヘアオイルを取り入れたくなるはずです。

髪のダメージケアが期待できる

ヘアオイルは、髪を外部の様々なダメージ要因から守る「保護膜」のような役割を果たします。

毎日のドライヤーやヘアアイロンの熱、夏場の強い紫外線、さらには枕との摩擦まで、髪は常にダメージの危険に晒されています。ヘアオイルを髪に塗布すると、油分の膜が髪一本一本をコーティングし、これらの外部刺激から髪を物理的に保護してくれるのです。

これにより、水分や栄養の流出を防ぎ、切れ毛や枝毛、パサつきのない、潤いに満ちた健康的な髪を維持することができます。

スタイリング効果がある

ワックスやジェルのような固める力とは一味違う、ナチュラルでこなれたスタイリングが可能になります。

ヘアオイルがもたらすのは、作り込みすぎていない、自然なまとまりとツヤ感です。パサついて広がりがちな髪を落ち着かせ、適度な束感(毛束のまとまり)を演出することで、ヘアスタイルに立体感と動きを与えます。

特に、最近トレンドのセンターパートやマッシュスタイルなど、サラッとした質感を活かした髪型との相性は抜群。頑張りすぎていないのに、どこかお洒落な印象を簡単に作ることができます。

清潔感がアップする

手入れの行き届いたツヤのある髪は、ビジネスシーンでもプライベートでも、あなたの「清潔感」を向上させます。

髪がパサついていたり、浮き毛が立っていたりすると、だらしなく見えてしまいがちです。ヘアオイルを使うことで、髪のパサつきや広がりが抑えられ、自然で健康的なツヤが生まれます。

この「ツヤ」こそが、髪が健康で手入れが行き届いている証拠となり、見る人に清潔で爽やかな印象を与えるのです。第一印象が重要視される場面において、整えられた髪は強力な武器となります。

メンズがヘアオイルでさらさら髪を作る正しい使い方

最高の効果を得るためには、正しい使い方をマスターすることが不可欠です。どんなに良いヘアオイルを選んでも、使い方を間違えるとベタつきの原因になったり、効果を半減させてしまったりします。ここでは、初心者でも簡単に実践できる、プロ直伝の「さらさら髪を作るための5つのステップ」を詳しく解説します。この手順を守るだけで、見違えるほど美しい仕上がりになりますので、ぜひ今日から試してみてください。

ステップ1:シャンプー後の髪を整える

ヘアオイルを塗る前の下準備として、まずはシャンプー後の濡れた髪を優しく整えることから始めます。

シャンプー後、ゴシゴシと強く擦るのではなく、タオルで髪を挟み込み、ポンポンと優しく叩くようにして水分を吸収してください。濡れた髪はキューティクルが開いていて非常にデリケートなため、摩擦は厳禁です。

ある程度水分が取れたら、目の粗いコームや手ぐしで、毛先から優しくとかし、髪の絡まりをほどいておきましょう。このひと手間が、オイルを均一に馴染ませるための重要なポイントになります。

ステップ2:適量のヘアオイルを手のひらで準備する

ヘアオイルのつけすぎはベタつきの最大の原因であり、「少し足りないかな?」と感じるくらいの量から始めるのがおすすめです。

髪の長さにもよりますが、まずは目安として、ショートヘアなら1〜2滴、ミディアムヘアなら2〜4滴程度を手のひらに取ります。そして、両手をこすり合わせるようにして、オイルを指の間まで含めた手のひら全体に薄く広げてください。

この時、手のひらの体温でオイルを少し温めるようにすると、髪へのなじみが格段に良くなり、ムラなく塗布することができます。

ステップ3:髪の中間から毛先に塗布する

ヘアオイルを塗布する際は、根元や頭皮を避け、「髪の中間から毛先」にかけてつけるのが絶対のルールです。

根元につけてしまうと、髪がペタッと潰れてボリュームがなくなるだけでなく、頭皮の皮脂と混ざってベタつきやニオイの原因になります。手のひらに広げたオイルを、まず髪の内側から手ぐしを通すようにしてなじませ、その後、髪の表面を優しく撫でるようにしてつけていくと、全体に均一に行き渡ります。

ダメージが気になる毛先には、少し重ね付けするのも効果的です。

ステップ4:髪全体に均等に馴染ませる

オイルを髪につけた後は、コームや手ぐしを使って髪全体に均一に行き渡らせることで、塗りムラを防ぎます。

手でなじませるだけでは、どうしてもオイルが多くついている部分と、そうでない部分が出てきてしまいます。そこで、目の粗いコーム、もしくは指をくしのようにして、髪の根元から毛先に向かって優しくとかしていきましょう。

この工程により、オイルが髪一本一本にコーティングされ、どこから見ても均一なツヤとまとまりのある、プロのような仕上がりになります。

ステップ5:ドライヤーで仕上げる

最後にドライヤーで髪を完全に乾かすことで、開いていたキューティクルが閉じ、ヘアオイルの美容成分が髪内部に閉じ込められます。

ヘアオイルの多くは、ドライヤーの熱から髪を守る「ヒートプロテクト効果」を持っています。髪の根元からしっかりと風を当てて乾かし始め、全体が乾いたら、最後に冷風を当てるのがおすすめです。

冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、セットしたスタイルが固定されると同時に、ツヤ感がさらにアップします。自然乾燥は、髪がダメージを受ける原因になるため、必ずドライヤーで乾かしきるようにしましょう。

メンズヘアオイル使用時のよくある失敗と対策

ヘアオイルは非常に便利なアイテムですが、使い方を誤ると「ベタついて不潔に見える」「香りが強すぎて周りに不快感を与える」といった失敗につながることもあります。しかし、心配は無用です。ここでは、初心者が陥りがちな代表的な失敗例とその原因を分析し、誰でも簡単にできる具体的な対策方法を伝授します。

ベタつきの対策

ヘアオイルがベタつく主な原因は、「使用量が多すぎること」と「髪質に合わない重いオイルを使っていること」の2つです。

特にメンズの短髪の場合、1〜2滴で十分なことがほとんどです。もしベタついてしまったら、それはつけすぎのサイン。まずは使用量を半分に減らしてみましょう。

それでも改善しない場合は、髪質(特に軟毛や細毛)に対して、オイルが重すぎる可能性があります。その際は、より軽いサラサラしたテクスチャーの植物性ヘアオイルに切り替えてみることをおすすめします。

香りが強すぎる場合の対策

良い香りも、TPOをわきまえないと周囲にとっては不快なものになりかねません。

特に、職場や学校など公的な場では、香りは控えめにするのがマナーです。普段から香水を使う方は、香りが混ざってしまわないように「無香料」タイプのヘアオイルを選ぶのが最も安全です。

また、香り付きの製品を選ぶ際は、購入前にテスターで香りの強さや持続性を確認しましょう。シトラス系やサボン系といった、清潔感のある軽やかな香りは比較的好感度が高く、失敗が少ない傾向にあります。

効果を感じられない場合の対策

「毎日使っているのに、髪のパサつきが改善されない」と感じる場合、商品が髪質に合っていないか、使い方が間違っている可能性があります。

まず確認すべきは、使用するタイミングです。ヘアオイルの効果が最も高まるのは、シャンプー後のタオルドライした濡れた髪。キューティクルが開いているこのタイミングで使うことで、成分が内部まで浸透します。

乾いた髪にばかり使っている方は、まずこの基本の使い方を試してみてください。それでも効果を感じられない場合は、オイルのタイプを見直しましょう。ダメージが深刻な場合は、より保湿力や補修効果の高いしっとり系のオイルを選ぶ必要があります。

メンズヘアオイルで頭皮ケアも同時に行う方法

多くのヘアオイルは髪のケアを主目的としていますが、製品を選べば、実は「頭皮ケア」にも非常に効果的です。特に、植物性のナチュラルなヘアオイルは、頭皮の乾燥を防ぎ、毛穴に詰まった皮脂汚れを浮かせる働きがあります。

ここでは、シャンプー前に行う簡単な頭皮マッサージの方法を解説します。

シャンプー前の乾いた頭皮に、植物性のヘアオイルを数滴なじませ、指の腹で優しくマッサージするのが基本です。

まず、ブラッシングで髪のほこりを落とします。次に、大さじ1杯程度の植物性オイル(ホホバオイルや椿油などがおすすめ)を手に取り、指の腹を使って頭皮全体に優しくなじませます。

そして、頭皮を揉みほぐすように、気持ち良いと感じる強さでマッサージを行いましょう。これにより血行が促進され、毛穴の汚れが浮き上がります。

5分ほどマッサージしたら、そのまま蒸しタオルで頭を包み10分ほど置くと、さらに効果的です。その後、お湯でしっかりとオイルをすすぎ、通常通りシャンプーをしてください。

まとめ:メンズヘアオイルで髪をさらさらに仕上げて清潔感アップ!

この記事を通じて、あなたに最適なヘアオイルの選び方から、その効果を最大限に引き出す正しい使い方まで、全てを理解いただけたはずです。

重要なのは、①自分の髪質(軟毛か硬毛か)と目的(ダメージケアかスタイリングか)に合わせて適切な製品を選ぶこと、②「少量」を「手のひらでよく伸ばし」、③「髪の中間から毛先」に、④「内側から」つけるという基本のステップを守ることです。

このポイントを実践するだけで、あなたの髪は見違えるほどサラサラになり、スタイリングも格段にしやすくなります。

ヘアオイルは、清潔感をアップさせ、第一印象を向上させる強力なアイテムです。明日から早速、ヘアオイルを取り入れた新しいヘアケア習慣を始めて、自信に満ちた毎日を送りましょう。

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